新入生のみなさん、入学おめでとう!
 
 藤沢市内6つの公立・私立の小学校から237名、他市、他県、さらに海外から4名、計241名が鵠沼中学校に入学しました。
 皆さんは、今日から鵠中生です。鵠沼中学校は、君たちを含め約800名の生徒が在籍する市内で一番大きな学校です。他校と比べ、多くの友人との出会がありますし、自分とは異なった友だちの多様な意見、物の見方・考え方にふれ、自分自身を磨き上げることの出来る素晴らしい学校と思ってください。

 中学校は、小学校と違って各教科ごと、それぞれ専門の先生が教えてくれます。算数が数学に変わるように、学習内容も小学校の時と比べるとずっと難しくなります。先生方から教えて頂くだけでなく、君たち自身が中心とになって勉強していかなくてはなりません。
 自分で進んで学ぶという態度を身につけて下さい。自主的に勉強することは君たちが将来、社会に出てからも大いに役立つことです。

 昨年、ノーベル賞を受賞した下村先生は、「自分が面白いと思ったことはどんどんやりなさい。難しからと言って途中で止めてはだめ。最後までやり遂げること」とこれからの日本を担う君たち若者にエールを送ってくれました。
 発明王、トーマス・エジソンは「天才とは99%の努力と1%のひらめき」と話しています。最初からの天才はいません。一流になった人々全員が見えないところで努力しているということを理解して欲しいと思います。
 鵠中には吹奏楽や演劇、イラストレーション、美術工芸、将棋、合唱、家庭 また、サッカー、野球、陸上、バスケット、バレー、卓球、バドミントン、テニスなどの様々な部活動があります。自分が得意とするところ、君たち一人ひとりがもつ良いところをより一層伸ばして欲しいと思います。

 先ほど、エジソンの言葉で「1%のひらめき」と言いましたが、君たちはこの1%のひらめきとは何だと思いますか?それは、美しい物を見た時、美しいと感じる気持ちです。難しい言葉で言うと感性です。
 人の痛みを自分のことのように感じる。本を読んで涙する。八ヶ岳に行って空気がおいしいと感じる。これも感性だと思います。
 世界的に有名な版画家で文化勲章をもらった、棟方志功は、真っ青な空に見とれ足を滑らせ池に落ちてしまった時、水面から目にした水草の花の白さに心を奪われ「なんときれいなんだろう」と感じ、版画の題材にしたそうです。
 ひらめき・インスピレーションとはこういうことを言うのだと思います。
 美しいものを美しいと感じ、心が動く。感動する。この体験の積み重ねが感性を育てると思います。
 中学時代は心身が急激に発達する時期です。身体だけでなく心の筋肉も鍛えて欲しいと思います。 
 
 ・・・ 4月6日入学式(『鵠中だより』より)