4月5日に266名が本校に入学しました。その内訳は、鵠洋小学校124名、鵠沼小学 校112名、新林小学校17名、大道小学校2名、藤沢小学校1名、他市・他県から10名です。
 小学校では最上級生として、そしてリーダーとして、頼もしく活躍しました。これからは、そのことを土台に、新しい友達と共に毎日の授業や学校行事、部活等に失敗を恐れず積極的に取り組んで欲しいと心から願ってます。
 入学式当日、セレンディピティについて話しました。ちょっと長くなりますが、在校生にも知って欲しいと思い、その時の私の話をそのまま載せます。

「先日、ある本を読んでいたらセレンディピティという言葉に出会いました。
セレンディピティとは、『ふとした偶然の出会で、ひらめきがうまれ、幸運を掴み取る能力』と言うそうです。
昨年、ノーベル賞を受賞した根岸栄一さんは、歴代ノーベル賞受賞者や世界的偉業を成し遂げた人々、
ほぼ全員がセレンディピティの体現者だと話されていました。
 ニュートンはリンゴが木から落ちるのを見て、ひらめき、万有引力に気づきました。しかし、私達が同じようにリンゴが木から落ちる偶然に出会っても、ニュートンと同様なひらめきを得ることはないでしょう。
 ニュートンがひらめいたのは、毎日、一日も欠かさず天体観測を続けていたこと、そして、ここが大切なんですが、観測を通じて、星と星との引っ張り合いについて自分の頭で考え、常に問題意識をもっていたからなんです。
 偶然の出会いは誰にでもあります。しかし、その出会いで、ひらめきを産むのは、たゆまぬ「努力」と「考える力」なんです。
 人々は成功した人を見るにつけ、あの人は運がよいと、ひと言ですませがちですが、成功の裏には、その成功に値する努力と自分なりに考えた工夫があったと思います。
 君たちは、これから、さまざまな課題に直面し、解決に向け努力することになるでしょう。たとえ、すぐに成果が出なくとも、その努力は無駄ではなく、将来の成功への貯金となっていると受け止め、こらからの中学校生活を送って欲しいと心から願っています
 今日からは、何事においても、人に言われて行動を起こすのではなく、みずから進んで考え、主体的に取り組んで下さい。
 幸運との出会いは先ほど話した『努力』と『考える力』です。それがセレンディピティであり、自分を高める秘訣でもあります」

 2年生は先輩になります。3年生は夏の大会、そして進路があります。生徒全員がそれぞれ新たな抱負を胸に新年度を迎えました。
 無駄な努力はありません。しかし、ただ単に努力するだけでは幸運にはめぐり会いません。まずは目標を決めること、そして、目標達成に向け自分で考え、工夫することです。
 米国大リーガーのコーチの言葉 「幸運は、準備をした者にしか訪れない!」を心に刻み込み、この一年を充実したものにして下さい。