後期がはじまりました。季節は秋。秋といえば“読書の秋”“学問の秋”“運動の秋”“芸術の秋”。生徒には授業と部活動を中心に学校生活をこの秋に充実させてくれることを期待しています。

  

                                                               

                                                              後期始業式 校歌

 

  さて,始業式ではおよそ次のような話をしました。 今日から後期がはじまりました。

皆さんは「目的」や「理想」を持っていますか。人間にとって望ましいことは,自分の一生の「目的」なり「理想」をはっきり決めて,その実現に向かって努力を集中することです。「目的」や「理想」を決めるには,まず第一に自分の能力の限界を見極めなければなりません。また,第二に自分を取り囲んでいるいろいろな事情,家族その他人間的なつながりも考慮に入れなければなりません。しかし,能力は鍛えれば鍛えるほど伸びるものであり,周囲の事情も,誠意と熱意と努力次第ではなんとかなる場合だってあるのです。だから,現在の状況だけにとらわれて「目的」や「理想」を控えめにするのも考えものです。このことに関して以前に読んだ本に「理想は高く,しかし実践目標は小刻みに」というようなことが書いてありました。次のような内容です。ある運動が苦手な若者が長距離の競走に出場した時のことです。友人からは「君はどうせ完走なんてできない」と言われたことに対して,その若者は「どんなに苦しくても最後まで走ってみせる」と言いました。しかし,途中で苦しくなり「もうだめだ」とあきらめかけ,もうやめようかと思った時にふと目にうつったのが1本の大きな木でした。それは200~300メートル先に立っていました。若者は「あの木までがんばってみよう。そこでやめよう」と思いました。若者はその木までどうにか走ることができました。するとまだ走れる気がしてきて,今度はその先に見える電柱を目標に走りました。これもクリア。その後も目に見えるものを目標にして次々と成功し続けました。結局,自分が思っていた以上の記録でゴールすることができました。そういえば今年の正月に箱根駅伝で4連覇を成し遂げた青山学院大学の原 晋監督は「一歩先ではなく,半歩先の目標を設定すること」の大切さを言っていました。このように小刻みに目標を定めると成功しやすくなり,それが自信となって次の成功につながり,最後の目標に達することができるようです。「理想は高く,しかし実践目標は小刻みに」。考えてみれば,これはすべてに通用することです。是非,参考にして充実の秋を実りあるものにしてください。