3月3日(火) 第11回研究部会

梁井研究員による研究授業

小学校1年生 かたちづくり

 

4枚の色板をつかって、前の時間にグループで作った形を

シルエットクイズにして、本時では他のグループが

4人で、どこに色板を置けばその形になるのか、解いていきます。

4人が一人1枚の色板を持ちます。

最初にどこに置くかがポイント。

見ている子どもたちも、まるで自分が解いているかのように

真剣に見つめます。

 

 

4人で解けたシルエットクイズを、一人で解けるか試してみます。

ひとりで考える中で、困ったこと、違う置き方に気づくことが

色々と出てきました。

 

 

授業後の協議の中で、子どもたちには、

「うまくいかなかったときに、いったいどうすればよいか、

 なにかできるように、育てていきたい」

という話で盛り上がりました。

テーマにもつながりそうです。

4月からの授業づくりにいかし、それぞれの実践を持ち寄ろうという話で、

今年度最後の部会は終了しました。

 

 

2月2日(月) 第10回研究部会

馬場研究員による研究授業

中学校1年生 平面図形

 平面図形の導入で、正方形5枚を子どもたちがそれぞれ手元で操作をしながら、

形をつくります。ペントミノの活動です。

 

 回転した図形やひっくり返した図形を同じ形と見るかどうかを

子どもたちと一緒に検証します。

 回転した図形については「同じ」、上の写真のようなひっくり

返した図形については、「違うんじゃない?」子どもたちの持っ

ている感覚に寄り添おうと研究員の馬場先生は丁寧に聞いていきました。

 

  終わってからの研究協議では、曖昧になってしまった部分を

どうしたらよかったのかについて、話し合いが続きました。

「もし、これとこれを同じとしてみたら…」

子どもたちの意見の多数決で決めるのではなく、

同じとみるか違うとみるかで、何が変わってくるのかについて、

確認していくことが大切であることに気づいた研究員。

今日の導入を次の授業にどう生かしていくか、課題が見えてきたようです。

 これまでに見合ってきた互いの授業を振り返りながら、研究テーマについても検討しました。

「小中連携」、「系統性」、「子どもの持つ感覚を生かす…」

それぞれの思いの共通点を探ります。

 次回は、小学校1年生の図形の授業です。

 

 


 

 1月27日(火) 第9回研究部会

 

 授業研究を行うはずのクラスが学級閉鎖となり、急遽センターでの部会となりました。

小学校1年生の図形の授業検討から、中学校2年生の作図導入の授業検討へ。

5枚の正方形をつかって、何種類の組み合わせができるか…?実際に手を動かし、紙に書き出しながら、研究員たちも悪戦苦闘。

「14種類?13種類?」「これはこれと回すと一緒だから…」

子どもたちも、作りながら悩む中でいろいろなことに気づくのでしょうね。

ねらいをはっきりさせ、ただ興味を持たせるだけではなく、次につながる導入にしようと、話し合いが続きました。実際の授業を見るのが楽しみです!

 

 


12月22日(月) 第8回研究部会

 

  今回は、これまでに行った研究授業の振り返りと、1月および2月に

予定している研究授業について、単元の学習内容や既習事項などを確認

しながら、児童や生徒に考えさせる場面のアイディアを池田教授の助言

をいただきながら出し合いました。

 

  写真は、小学1年生「かたちづくり」の授業を検討しています。

  


 10月24日(金) 第7回研究部会

 河内研究員による授業研究

小学校3年生の三角形の学習のまとめの授業。

「ファンヒーレの7つのパズルピース」を組み合わせて、

子どもたちがそれぞれ三角形を作ります。

子どもたちが作った三角形を黒板に掲示し、

全員で見ながら、どんな三角形ができたかを確認します。

あれ?三角形じゃないのもあるね?

これとこれは同じ形かな?

みんなで気づいたことを話し合います。

最後に、自分が作った三角形を、三角形の敷き詰め

シートに重ね、分類をします。これがなかなか難しい。

授業後の研究協議では、「ファンヒーレのパズルピース」の

様々な教材への活用の可能性について、小学校の低学年

から中学校まで、ずっと使えるのではないか、教材化できる

のではないか…等、協議が大変盛り上がりました。

 


 10月10日(金) 第6回研究部会

 野中研究員による授業研究

 小学校2年生のかけ算の意味の理解(第8時間目)を

研究授業として行いました。

 日頃より子どもたちのコミュニケーションの力を育てたい

という思いがあり、今回は子どもたちに、となりの子と話合って

考えたり発表したりする場面を設定しました。

 子どもたちから、いろいろな考えを引き出したいという思いで、

プリントの図も一工夫。子どもたちは、「同じ数ずつ」を意識しながら、

プリントの図を囲み、かけ算の式をたてていきました。

 

 

 友だちの考えを見て、同じところや違うところを見ていきます。

 

 授業後の協議の中では、授業のねらいをもとに、教材の

提示の仕方や、子どもたちにどのように思考させるか、また、

子どもたちの考えをどう整理していくかについて、話し合いました。


 9月11日(木) 第5回研究部会

 中本研究員による授業研究  

  

 中学校3年生の2次方程式の導入(第1時間目)を研究授業として行いました。

日頃から、生徒たちに、発想力を身につけさせたいと、毎時間のはじめには

様々な問題にチャレンジする活動を行っています。

生徒たちは毎回それをとても楽しみにしているとのことでした。

 本時の授業は、問題文を提示し、それを読み取って作図するところから

はじまり、生徒たちがノートに描いた図から代表的なもの2つを黒板に描き、

それぞれの図について考えさせていきました。

 

 授業後には部会を開き、本時の振り返りを行いました。

生徒たちが今まで学習した内容のどこに、どのようにつなげていったらよいのか、

講師の池田先生を中心に話し合いをしました。

 次回の授業へと活かしていきます。


7月11日(金) 第4回研究部会

次回の部会から研究員全員の授業を順次公開し、研究テーマを探っていきます。

今回の部会では、9月に予定している中本研究員の授業や10月に予定している

野中研究員の授業の導入の仕方や進め方、教具等について、全員でアイディアを

出し合いました。


 6月23日(月) 第3回研究部会          

 

              

 研究員それぞれが、日頃の授業で工夫していることや、悩んでいることを話合いました。

また、算数・数学科における、基礎基本とは何か、これだけは伝えたいものとはなにか、などについて考えました。