秋の研修講座「学習指導要領が目指す学びについて」

日 時 :2020年11月5日(木)、11日(水)午後3時から
場 所 :教育文化センター
指導講師:教育文化センター 指導主事 西田 将之
受講者 :小学校(7名)、中学校(8名) のべ15名
研修内容:これからの学校教育の役割、資質・能力の育成、教育課程の編成についての理解を深め、

       授業改善・学習評価・授業づくりの在り方について考える。

    

研修成果

 学習指導要領が目指す学びの全体像を理解するため、資質・能力を明確にとらえることを中心に据え、「学校教育の役割」「資質・能力の育成」「教育課程の編成」「授業改善」「学習評価」「授業づくり」の項目について学んだ。

 また、見通しや振り返りといったメタ認知や、自分の考えのアウトプット及び他者との協働などの資質・能力を育成するための学習場面・活動を、講師の例示をもとに想起することで、授業改善や学習評価の考え方も一体的に理解することができた。

 

受講者のアンケートより(抜粋)

・初任として普段から授業に取り組んでいて評価の仕方について悩んでいました。テスト、ノート、発言、行動など、どの観点で評価するのか考えながら前期の評価をしました。今回p18で評価の対象としてとてもわかりやすく評価の表が出ていて、参考にしていきたいと思っています。後期に向けて日頃から評価を意識していきます。

・学校教育の役割から授業づくりまでの内容は私の中にスムーズに入ってきて理解することができた。主体的な学びを行うには、対話的な学びを行いたくなる状況にするには、など明日からの授業で生かせる話もして頂き、実践していこうと思った。後期がスタートしたばかりなので年度末の評価に向けて心がけていこうと思う。

・授業の形を変えていかなければならないと思いました。その一方、入試のことを考えると知識を教える時間も作らないといけないと思いました。

・これから3観点になるということで、特に「主体的に学習に取り組む態度」とは何か?と思っていたので、この研修を受けました。評価に必要な項目を知れたことは満足です。その他に、思いやりを見る必要があったので、授業の中で生徒をよく見ていきたいと思いました。

・自分の中で理解できていること、まだ自分の中でおちてないものが改めてわかりました。整理できたので今後の研修内容などに利用していきたい。

・「学びに向かう人間性等」というのはどういうことなのかがこれまでいまひとつ分からなかったのですが、分かりやすくかみくだいてまとめられていたので少しずつ分かってきたかと思います。

・新学習指導要領の評価について分かりました。資質能力と評価の関連性を知ったり、学習活動で何を評価するか予め考えておく必要性が理解できました。