3月27日の第1回に引き続き、2回目となった「教員スタートアップ講座」には、小学校から18名、中学校から4名の参加がありました。

 両講師とも教育実践を土台とした内容豊かな講演で、学期始めにすぐに使えるアイデアをたくさん紹介してくださり、受講者の学級実態に合わせてすぐに活用が期待できます。さらに、教師としての基本姿勢や、児童・生徒の意欲を引き出しやる気を高める働きかけの工夫などを学び、大変充実した研修となりました。

[日時]2021年4月10日(土)9:00~12:00

[場所]藤沢市教育文化センター 大会議室

[講師]湘南台小学校 教諭 松岡 弘樹 氏

    高浜中学校  教諭 岸  寛人 氏

    教育文化センター 学校人材育成支援員 吉田 正彦

[内容]

「楽しく温かい学級づくりの要点」松岡 弘樹氏

 前半は、まず「いいクラス」「いい先生」について考え、次に「学級目標を生かした学級づくり」について実践の様子を聞きながら具体的に学びました。さらに「係活動と当番活動」のねらいの違いを知り、児童が主体的に取り組み盛り上がった活動にするための工夫を学びました。

 後半は、「保護者との関係づくり」について、良好な関係を築くためのコミュニケーションの方法やコロナ禍で保護者に喜ばれる学級通信の書き方等について具体例を中心に学び、「出会った子どもたち、保護者とたくさん関わって素敵なクラスをつくっていこう」というエールをいただきました。

 

「ゴールイメージを意識した実践~ONE TEAMを目指して~」岸寛人氏

 まず、「私の10箇条」として教員の心構えや大切にすべきこと等を学び、続いて「学級づくり」「授業づくり」について、学級通信や教材準備の方法等の実践的な取組を学びました。

 さらに「生徒指導、生徒支援、生徒理解」「保護者との関係づくり」の具体例や注意すべきポイントについて貴重な実践例をたくさんいただきました。

 どこに向かっていくのかゴールをイメージすることの大切さ、そして教師自身が学び続けることの大切さを確認しました。

 

「事例から学ぶケーススタディー」吉田正彦学校人事育成支援員

  学校職場における接遇と保護者対応の基礎を学びました。

 来校者への対応、電話対応、保護者とのコミュニケーション等における具体例を確認しました。

 

[受講者の感想]

・学級目標は、決めることだけでなく振り返って自分たちの成長を感じられるような改善点を見つけられる時間を設けていきたいと思いました。(小・初任)

・ずっと聞きたくてもどうしても相談できずに不安だったことを解決するためのヒントをいただけて嬉しかったです。(小・臨任非常勤)

・学級目標について悩んでいたのでぜひ実践していきたいです。(小・初任)

・自分がこれからやってみたいことができました。(小・1~5年)

・「教諭の考え方」を学ぶことができて、藤沢らしい教師像が見えてきました。(中・臨任非常勤)