夏の研修講座【13情報教育】待ったなしのプログラミング・STEAM教育

 日 時:7月28日(水)13:30~16:30
 場 所:教育文化センター 大会議室
講 師:玉川大学教職員大学院教授 谷 和樹 氏
受講者:教職員64名(小58名 中6名)
研修内容

 1 STAEM教育とは

 2 「算数・数学と理科の授業が楽しいか」諸外国と日本の比較

 3 生活科に足りないもの

 4 アメリカの幼稚園視察

 5 生活と関わるSTEAM教育

 6 これからの学校教育

 7 日本の現状は(諸外国との比較)

      

研修成果

・生活科に足りないものとして、「体験だけに終わり、気付きを質的に高めていないため、知的好奇心を高め科学的な見方・考え方を

   授業で養うための、評価指標がない」という中教審の報告が紹介され、参加者は理解を深めることができた。

・ペリー就学前計画について解説では、教育によりついた非認知能力が生活を豊かにしていることの例として、アメリカの幼稚園

 視察の様子が紹介され、カリキュラムがSTEAMでできていることや、教師の発する言葉や、身につけてほしい語彙を明確にし、

 家庭にも協力を求めていることを知ることができた。参加者は日本の電子黒板さえない状況との大いなるギャップを感じた。

・日本は2020の4月にオンラインで授業ができたのは5%、7月になっても10%程度というデータから、休校による教育格差の問

 題や、日本の授業で端末の使用率が最下位である話があった。GIGAスクール構想により端末が配付されたことで、オンデマンド

 学習から行い、個別対応が可能なことを活かす等のアドバイスは、参加者にとって今後取り組むべきことを考えるきっかけになった。


受講者アンケート(抜粋)

  ・STAEM教育についてほとんど知らなかったため大変勉強になりました。世界のSTAEM教育のレベルに驚くばかりでしたが、      

  私ももっと勉強して、何か少しでも取り入れていけるようになりたいと思いました。オンライン授業についても正直進んでない

  ので、今後検討していく必要があると感じました。

  ・世界の教育の様子を学ぶことができた。ICT教育について、生徒より職員が苦手意識や取り組みに前向きになれない部分がまだ

  あるが、今後の教育のあり方、進むべき方向として必ず来ると感じた。そのために準備が必要であることを学べた。