10【支援教育】「『多様な教育的ニーズのある子どもへの支援と指導』~発達障がいを理解し自己肯定感を育てる~」

日 時:2022年8月26日(金) 午後2時から

場 所:教育文化センター 大会議室

講 師:国立特別支援教育総合研究所総括研究員 笹森 洋樹 氏

受講者:小学校  66名   中学校 7名   特別支援11名  一般45名   計 129名

研修内容

 1.障害の状態と適応の困難さ

 2.発達障がいという特性

   3.自己肯定感を育てる

                         

研修成果

・共生社会、インクルーシブ教育といった言葉の説明を丁寧に行っていただき、そこから合理的配慮について、どのような環境を整えていくのか    といったことを学ぶことができた。

・不適応の問題の現れ方では、物事を見えている一部分で考えるのではなく、氷山モデルで考え、見えない部分にまで気を配る必要があることを     学んだ。

・子どもの安心できる環境づくりのために、多層支援のモデル例示を学ぶことができた。

・発達障がいの特性を知り、その特性に応じた支援について、具体的な対応策を挙げて頂けた。そこから教師側の動きなどを、各々で考えること     ができた。

     
受講者の感想(抜粋)

・子ども一人ひとりの姿を見るときのヒントをいただいたと思う。幼稚園の生活の中で、個別指導の工夫。クラスの環境作り、クラス運営の視     点の置き所、参考になります。

・それぞれのタイプの子に応じた支援が聞けてよかった。家でも気をつけていきたい。苦手なことをすぐにできるようにならない!よくわかり     ました。

・ADHDの子どもに対して、できてないこと(できないこと)を約束するのは約束は守らなくていいものと認識してしまうというというのは目    からうろこだった。

・障がいの特性にそれぞれよさがあるという視点は今まで考えたことがなくよかった。思春期や成人してからのことを考えて相談は特別なこと     ではないので小さいうちから慣れさせておくということを大事にしていきたい。できないことをできるようにさせたいという気持ちが強すぎ     てはいけない。むしろ逆効果ということがよくわかった。

 
    ・指導の根拠となる言葉の理解や整理ができました。また望ましい行動のバリエーション、解決方法のバリエーションを増やすお話は今後の指導         のヒントになりました。