突然出現! アカボシゴマダラ  タテハチョウ科

 2003年ころから、鎌倉・藤沢南部で突然見られるようになりました。日本には奄美大島にしか生息していないこのチョウは、誰かが卵やさなぎを持ち込んで繁殖したと考えられ、今では生息域を関東全域に広げています。ゴマダラチョウによく似ていますが、後ばねのへりに赤い紋があるので名前がつきました。本来は本州にはいない種で、生息域の拡大は他のチョウの繁殖に影響を与えるため「要注意外来生物」に指定されています。一度、自然界に放たれた外来生物を全て捕獲し、以前のような環境にすることは不可能に近く、今後の動静が注目されるチョウです。

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