本日2021年4月1日より藤沢市立明治中学校長になりました中尾 安伸(なかおやすのぶ)です。

 昨年度、第72回卒業生を送り出し、卒業生総数が18,830人となりました。長い間地域の皆さまに大切に育てていただいてきた『明中』は、多くの皆さまの変わらぬ『明中愛』に支えられています。その中で、子どもたちも職員も生き生きと努力を重ねている毎日です。

 前任の井上校長が掲げられていた「誰もが安心して学べる学校を創る」という言葉を今後も継承して参ります。

 一部の人でも、ほとんどの人でもなく、「誰もが」というところに価値があり、難しさがあります。生徒や教職員はもちろん、保護者の皆さま、地域の皆さまにも、主体的に力を発揮していただき、そんな学校づくりが実現できたら、と考えております。

 そのため、今まで通り『自分も人も大切に』を合言葉として継続いたします。

 子どもたちが、「ひと・もの・ことと豊かに関わりながらたくましく生きる人となるよう、ともに学び、ともに育つ」3年間にしたいと思います。

 学校は本来地域のものだと思っています。学校での事故防止や災害対応も非常に重要ですし、厳しくも温かい人間関係の中で安心して思い切り成長できる環境を、明中に関わる全ての人の力で創っていただきたい、そのために、もちろん教職員も最大限の努力をする、そんな風に考えています。

 今年度の重点項目として、

0.新型コロナウイルス感染症への対応

1.授業(学級)を全員の居場所にする

2.生徒指導・支援の充実

3.防災教育の充実

4.ホウレンソウ(報告・連絡・相談)さらに、協力・確認の充実

を挙げました。

 非日常が続いております。でも、だからこそできることやっていく、できることをさがしていく、できることを創りだしていく。知恵を絞り、力を合わせて、子どもたちの安全・安心の確保と教育活動の充実を両立すべく、全力で取り組みたいと思います。大事な伝統を引き継ぎながら、さらに新しい発展をめざし、教職員自らが学び、工夫し、実践してまいります。どうぞ、よろしくお願い致します。