第12回部会

日 時:2023年3月2日(木) 午後3時30分から

場 所:教育文化センター 小会議室

内 容:・研究報告書作成に向けて⑧

    ・研究報告会(2023年8月)、県教連(2023年10月)に向けて

    ・研究員を終えて(ふじさわ教育)の原稿依頼

    

今回が最後となる道徳部会では、作成中の研究報告書をもう一度読み込み、細かい点まで修正を行って完成を目指しました。

研究員が3年間で学んだことをたくさん詰め込んだ、こだわりの1冊になっていると思います。今後、藤沢市の小中学校の先生方にご活用いただければ幸いです。

この3年間、研究員は忙しい校務を抱えながらの研究で大変だったことと思いますが、「このチームだから乗り越えられた」という言葉も聞かれ、小中学校の先生がともに学び合う研究部会の意義を再確認しました。

2017年度より6年間、メンバーを入れ替えながら続いてきた道徳研究部会ですが、今年度をもって休会になります。この間、講師の吉田豊香先生には、熱心にご指導いただき、大変充実した研究を行うことができました。研究員は道徳の授業のことだけでなく、教師として大切なことをたくさん学んだことと思います。

講師の先生、研究員の皆さんをはじめ、各小中学校の多くの先生方にも大変お世話になりましたこと、感謝申し上げます。

 

第10・11回部会

第10回

日 時:2023年1月20日(金) 午後2時から

場 所:教育文化センター 小会議室

内 容:・研究報告書作成に向けて⑥

    ・今後の予定

第11回

日 時:2023年2月17日(金) 午後3時から

場 所:教育文化センター 小会議室

内 容:・研究報告書作成に向けて⑦

    ・今後の予定

第10・11回部会は、研究報告書の作成作業を進めました。

             

           

3年間、講師の吉田豊香先生のご指導で、研究員は充実した指導を重ね成果を上げてきました。その成果を藤沢市の教育に少しでも広く深く活かすため、研究報告書にまとめる作業が続いています。前回に引き続き、原稿の内容・展開、見せ方などの構成について検討を続けています。

 

第9回部会

日 時:2022年12月21日(水) 午後2時から

場 所:教育文化センター 小会議室

内 容:・研究報告書作成について

    ・その他

今回の研究部会は、研究報告書案の検討を行いました。

         

研究報告書は、研究員が研究授業の事前研究から授業実践、そして事後研究に至るまでの研究内容をまとめるため、ポイントを明確に押さえて伝える必要があります。研究員は、講師である吉田豊香先生のアドバイスを受け、原稿の展開、見せ方などの構成について検討を続けています。

 

第8回部会

日 時:2022年11月15日(火) 午後3時から

場 所:教育文化センター 小会議室

内 容:・研究報告書作成について

    ・その他

今回の研究部会は、研究報告書案の検討を行いました。

        

各研究員から授業実践報告例が提出されて、個々に作成の意図と工夫について説明がありました。研究員の報告例は、研究部会での事前研究によって改善された点、研究授業実践及び事後研究によって改善するべき点が盛り込まれた案に仕上がっていました。

しかし、各報告例を一冊の報告書としてまとめるには、共通項を揃える工夫が必要であると考え、具体的にどのように揃えるかの議論を重ねました。講師の吉田豊香先生から「個人としての改善案も必要だが、研究部会としての議論が反映された改善案であることを可視化した方が良い」とのアドバイスを受けて、読み手に研究部会の活動が時系列で見える工夫をすることになりました。

 

第7回部会

日 時:2022年10月25日(火) 午後3時30分から

場 所:教育文化センター 小会議室

内 容:・杉本研究員授業研究セミナーⅤ 事後研究

    ・研究報告書作成について

    ・その他

今回の研究部会は、杉本研究員の授業研究セミナー事後研究と研究報告書案の検討を行いました。

杉本研究員の授業研究セミナー事後研究では、真摯にテーマ(礼儀)と向き合った生徒たちの意見が報告されました。読み物資料を活用する道徳は、生徒たちが物語の内容を自分事として捉え、日常に活かすことが何よりも求められます。報告された内容では、多くの生徒たちは杉本研究員の授業を通して自分の日常を見つめ直すことが出来たようです。杉本研究員からは、「わかっていること」「当たり前のこと」と捉えがちな内容項目を取り上げる時、どうすれば考えの深まる展開が出来るのか、工夫する必要を感じると報告がありました。

        

研究報告書案の検討では、各研究員から素案が出されました。研究報告書は、読み手に対して実践内容を分かりやすく伝えることが何より重要です。そのために研究部会で検討を重ねることで、教材分析と発問が変容する過程を具体的に伝える構成が必要になります。内容・項目・順序・レイアウトなど検討事項は多々ありましたが、講師の吉田豊香先生の当を得た提案で大枠は整理されました。

        

議論と実践を重ねてきた研究部会の成果が形になる日が近づいています。

 

第6回部会

日 時:2022年9月14日(水) 午後1時30分から

場 所:鵠沼中学校2年1組、パソコン室

内 容:・杉本研究員授業研究セミナーⅤ 研究協議

    ・研究報告書作成について

    ・その他

今回は、杉本研究員の授業研究セミナーに引き続き、鵠沼中学校のパソコン室をお借りして協議会および研究部会が行われました。

セミナー教材の「秀さんのこころ」は、礼儀だけでなく、寛容や誠実の内容項目にも関連する資料なので、ねらいを正確に絞らないとまとまりのない授業になる不安もあったのですが、杉本研究員はしっかりとねらいに向かって授業を展開しました。それは、生徒の意識に照らして教材分析を丁寧に行った結果だといえるでしょう。研究部会で、礼儀の意義を伝えるための効果的な場面および登場人物のキーワードになる言動を精選した成果ともいえます。

                    

セミナーに参加された先生方からは、「挨拶は下から上に向かってするものなのか」、「子どもたちは職人をどう捉えたか」、「男子と女子では視点が異なっている」等のご意見をいただきました。研究部会とは別角度のご意見でしたから、研究員にとっては新鮮な視点としてとても参考になりました。

                          

講師の吉田豊香先生からは、あらためて「教材のストーリーをきっちり押さえる」ことの大切さを教えていただきました。教材の一言一句まで教師が押さえておかないと、児童生徒に不安を覚えさせてしまいます。また、「児童生徒の書いた意見(ワークシート)」をどこで共有するのか。書いた意見をグループワークで話し合うことによって本音の出る場面も増えるので、授業展開の中で活用する大切さも指摘されました。

今回で、今年度の授業研究セミナーと部内研究授業を終えた道徳研究部会は、これから研究報告書の作成に取りかかっていきます。      

 

第5回部会

日 時:2022年8月29日(月) 午後2時から

場 所:教育文化センター 小会議室

内 容:・藤原研究員授業研究セミナーⅣ 事後研究

    ・木村研究員部内研究授業    事後研究

    ・杉本研究員授業研究セミナーⅤ 指導案検討

    ・その他

       

 まず藤原研究員の研究授業を振り返り、内容項目「生命の尊さ」について、自分の生命と他人の生命を同様に尊いものとして大切にしようとする心情や態度を育てることの難しさを議論しました。

 次に木村研究員の研究授業を振り返り、内容項目「社会参画、公共の精神」について、選挙を通じて個人が主体的に社会参画し、社会的な責任を果たす意味を伝えることの難しさを議論しました。

 最後に杉本研究員の授業研究セミナーの指導案検討を行いました。内容項目「礼儀」について、礼儀とは他者に対するものであり、内面にある他者を愛する心が現れた行為と共通認識した上で、再度礼儀の意味を議論しました。礼儀は、立ち居振る舞いが美しいかどうかという問題として考えられてきた面があるので曖昧な理解に陥りやすいのですが、今回の研究部会で教材理解が深まり、とても実りの多い研究部会になりました。

 

第4回部会

日 時:2022年7月1日(金) 午後3時30分から

場 所:教育文化センター 小会議室

内 容:・杉本研究員授業研究セミナーⅤ 指導案検討

    ・その他

                              

 今回の研究部会は、藤原研究員の授業研究セミナー後にそのまま会場をお借りして、杉本研究員の授業研究セミナー指導案検討が行われました。

 読み物教材は『秀さんの心』(光村図書中学2年)、内容項目は「礼儀」、主題は「自分以外のものを尊重する心」。杉本研究員のねらいは、「礼儀を支える心として、他者を尊重し、愛する気持ちが根底にあることに気づかせる」ですが、誠実さを伴わない形だけの礼儀にならないか注意する必要があります。特にあいさつやお辞儀は、心情面を整えることによって形として外に表すことができるように指導するのが難しいです。

 この時期の道徳としては適切な教材だと思われますが、逆に慎重な指導が必要なので、研究部会ではあらためて「礼儀とはなにか」について考え直す機会になりました。

 

第3回部会

日 時:2022年6月14日(火) 午後3時30分から

場 所:教育文化センター 小会議室

内 容:・藤原研究員 授業セミナーⅣ 指導案検討

    ・木村研究員 部内研究授業10 指導案検討

    ・テーマについて原稿確認

    ・授業研究セミナーⅣの当日役割分担について

    ・図書の購入希望について

       

 道徳は、道徳の時間を要として学校の教育活動全体を通じて行い、各教科等と密接な関連を図りながら児童・生徒に道徳的価値の自覚や生き方についての考えを深めさせ、道徳的実践力を育成するものとされています。

 7月に計画されている授業研究セミナーと部内研究授業は、特にこの点を考慮する必要のある内容項目(「生命の尊さ」「社会参画・公共の精神」)であり、主に理科・生活科や社会科との関連によってねらいに迫っていく発問が焦点になりました。

 講師の吉田豊香先生を中心に真剣な議論が続けられ、充実した研究部会になりました。

 

第2回部会

日 時:2022年5月30日(月) 午後3時30分から

場 所:教育文化センター 小会議室

内 容:・自己紹介

    ・サブテーマの決定

    ・部内研究授業の事後研究

    ・授業研究セミナーⅣの指導案検討

    ・部内研究授業の指導案検討

    ・部会日程について                    

         

                           

                                  

 年度になって初めて講師の吉田豊香先生をお迎えして、全員揃って研究部会を行いました。さっそく部内研究授業の事後研究やこれから行う授業研究セミナー等の指導案検討を行いましたが、吉田豊香先生の鋭いご指摘もあり昨年度以上に緊張感のある議論が交わされました。

 読み物資料においては、セリフ、視点、行動のどこに焦点をあてるかによって発問は変わってきます。それは、ねらいに迫っていく重要なポイントなので、確かな検討が必要です。たとえば、内容項目が「生命の尊さ」であるならば、「生命の尊さ」を概念的な言葉での理解とともに、自己との関わりで、発達の段階を考慮しながら指導することが求められます。そのために、あいまいな捉え方を排除し、現実性をもって「生命の尊さ」を感じとることができる発問を研究部会で検討します。

 道徳研究部会は、研究のさらなる深化と発展を目指して、「考えを深め、生活に活かそうとする力を育む道徳の授業のあり方」をテーマに、読み物資料の分析を活用した発問作りの研究に取り組んでいます。

 

第1回部会

日 時:2022年4月21日(木) 午後4時10分から

場 所:教育文化センター 研究室D

内 容:・自己紹介

    ・部内授業について

    ・研究部会年間計画について

    ・その他

        

 道徳研究部会は研究の最終年になりました。この3年間、「考えを深め、生活に活かそうとする力を育む道徳の授業のあり方」をテーマに研究を進めてきました。今年度は、その研究を整理し、研究の成果や課題を考察し、研究報告書を作成していきたいと考えています。

 次回から、研究部会の取り組みと活動について、詳細をホームページでお伝えしていきます。