3月11日(木)第36回卒業証書授与式が行われました。温かな春の日差しに祝福された102名の卒業生が大清水中学校から羽ばたいていきました。

 

 昨年に続き、今年も新型コロナウイルス感染症の影響で来賓の臨席がなく、保護者も各家庭1名のみの列席、証書の授与もクラス代表生徒1名のみでした。

 昨年と大きくちがうのは、卒業生の別れの歌「群青」の合唱が出来たことです。もちろんマスク着用ですが、ソーシャルディスタンスを保つためステージ前に張り出し舞台を増設し、特設の巨大合唱ステージを用意しました。

 

 学校長の挨拶では、3つのことを大切にしてほしいという話がありました。まずはじめに、人に優しく感謝の気持ちを忘れないこと。2つ目に努力することを諦めないこと。最後に創造力をはたらかせること。人のために何かが出来る人になり、うまくいかないことがあっても決して人や物のせいにせず努力を続け、10年前の震災や今のコロナ禍のような予期せぬ事態にも創造力をはたらかせ、過去の経験と知識を活かして乗り越える人になってほしいという熱いメッセージが込められていました。

 

 卒業生を送ることばでは、生徒会長から在校生全員で卒業生の門出を見送りたいが、このような状況で参加できずに残念です。入学当初、戸惑う私たちを温かく迎えてくれた卒業生の優しさが忘れられません。卒業生からはいろいろなことを学びました。コロナ禍で開催が危ぶまれた体育祭を実現させた熱意、合唱での一丸となって取り組む姿勢と人を感動させる歌声、部活動では本気で頑張ることを教わりました。先輩から教わったこと全てを引き継ぎ、私たちが大清水中学校をよりよい学校にします。先輩方も「自由と責任」の精神を大切に新たな進路でご活躍ください。と感謝の気持ちを述べました。

 

 卒業生別れのことばでは、着慣れない提示服に初めて袖を通したとき中学生になったことを実感した。新しい仲間との出会いも不安で、はじめは馴染めなかった。個性豊かなクラスメートと意見が衝突したり対立したこともあったが、話し合いやクラスの行事を通して理解を深め、クラスでまとまることが出来た。委員会活動、生徒会活動、部活動を通して大きく成長できた3年間でした。

 途中から入部して、部活動の上下関係やきまりに戸惑う自分に先輩は優しく、プレー以外にもいろいろな相談に乗ってもらい、たくさんのアドバイスをもらった。コロナ禍で大会が中止になり、このまま引退かと思っていたが、交流戦という形で最後に区切りをつけられたことに感謝します。4月から休校になり、はじめは喜んでいたが、学校に行けない不安が大きくなり、朝起きて学校に行くこと勉強すること先生から注意されること、色々わずらわしいと思っていたことが、贅沢で幸せな時間だったと気づいた。当たり前だと思っていたことが、実は貴重なものだったと実感した。

 コロナ禍にあって行事の充実に尽力してくれた先生方に感謝したい。休校を通して仲間との絆が深まった。だから、しっかり準備して悪天候を乗り越えた体育祭や合唱コンクールが成功した。文化祭や生徒会本部の活動はほとんど実施できなかったが、次の生徒会や後輩に工夫して実施できるよう託したい。初めて経験する進路の選択でも先生や家族に支えてもらった。たくさんの人に感謝したい。この学年で楽しかった、3年間有難うございました。それぞれの道をしっかり歩んでいきます。と卒業生代表が堂々と今の気持ちを伝えました。

 

 最後に校歌を職員と在校生代表、卒業生が一緒に歌い、フィナーレの「群青」の合唱に続きます。この学年は入学したときから歌が上手で、毎年の合唱コンクールでは、美しいハーモニーで聞く人を魅了してきました。予行で聞いたときも大変素晴らしく、校長に「40年近く教員をしているが君たちは3本の指に入る学年だ!」と言わしめました。でも今日の合唱を聴いたら、きっとナンバーワンの学年、卒業式になっていますね。とても素晴らしい感動的な歌声でした。

 教室では、校長から一人一人に証書が授与され、担任の話を聞いたり、クラス写真の撮影をしてから保護者の方が待つ正門前に向かいました。正門前では保護者の方と教職員、卒業生が別れを惜しんでしばらく歓談が続きました。3年生の前途を照らすようなまぶしい日差しと真っ青な空に包まれた門出となりました。