平成29年度 道徳研究部会活動報告

第12回部会

日時:2018年2月28日(水)

場所:教育文化センター 研究室D

内容:研究1年目のまとめについて

   

 今年度から発足した道徳研究部会。5名の研究員それぞれの授業実践や、夏の研修講座での実践報告、毎月の研究部会での協議など、今年度一年間の研究をじっくりと振り返り、報告資料にまとめる作業に入りました。

 来る3月27日(火)の研究報告会おいて、ここでまとめた報告資料に基づき報告するとともに、次年度の研究につなげていきたいと思います。

 


第11回部会

日時:2018年2月8日(木)

場所:教育文化センター 研究室D

内容:授業実践報告と分析・研究1年目のまとめについて

 

 宮下研究員の取り組んだ授業実践「挨拶って何?」(授業日:1月24日(水) 滝の沢中学校2年生)の様子を記録したビデオを視聴し、研究協議を行いました。

 当日の授業では、導入として「挨拶って必要だと思う?」を各自がそれぞれ考えることから始まり、挨拶は「必要」と「不必要・どっちでもよい」の2つのグループに分かれて話し合わせ、次にお互いどうしてそう思うのか意見を出し合い、考えさせるといった授業展開でした。授業のビデオ記録と指導案に基づき、いつも以上に時間をかけて具体的な改善点にふれ、話し合いを深めました。

(主な話題)

・グループでの『話し合い』活動は、グループで思いを共有させることが目的なのか、グループの考えをまとめて発表させることが目的なのか、その「ねらい」を明確にすることが大切。(吉田先生からの指摘)

・指導案には、指導上の留意点を必ず入れる。(授業のながれ・ワークシートの活用・発表のねらいなど)

 

 これで、今年度予定していた5名の研究員すべての授業実践が終了しました。3月の研究報告会に向けて、これらの授業実践を研究1年目の軌跡としてひとつの資料にまとめる作業に取り掛かります。

 各校とも、今がインフルエンザ流行のピークにあるようです。健康に十分留意しつつまとめの作業を進めます。

 


第10回部会

日時:2018年1月11日(木)

場所:教育文化センター 研究室D

内容:指導案検討 ほか

   

 今日の道徳研究部会では、滝の沢中学校の宮下研究員の指導案検討を中心に進めました。中学校1年生 主題『挨拶って何?』資料名『本当のあいさつ』(正進社「キラリ☆道徳②」) 

 宮下研究員が日頃、中学校生活の中で生徒の挨拶が減ってきたと感じたことから、挨拶について話し合い(活動)、知り、考えをもつ(深める)ことにねらいをしぼり、本質に近づける授業展開をどのようにしたらよいか検討しました。

 子どもの本音に迫るために「場面設定を限定的に絞り込み単純明快にする」ことや「資料教材の効果的な提示方法(資料をつかって何をねらうのか)」など、道徳の授業を進める上で常に課題となる内容を一つひとつ確かめながら、授業を質を高めていきました。

 


第9回部会

日時:2017年12月4日(月)

場所:教育文化センター 研究室D

内容:授業実践報告と分析 他

 

 今回の部会では、小中それぞれの研究員が実施した授業の実践報告を行いました。

 まずは、柴田研究員(御所見中学校)の実践報告です。(主題:「職業体験を通して働くことの意義を考える」)

 総合・学活・道徳の時間を活用した他教科等関連型の学習展開、ワークシートの改善、読み物教材ではない道徳授業の進め方や発問の工夫などについて協議しました。今後、他教科等との関連型の授業が進められると思いますが、その中でどう道徳の授業を位置付けていくのかが課題となります。部会の中でも引き続き話題にしていきたいと思います。

 次に、河原﨑研究員(大道小学校)の実践報告に移りました。(主題:「子ども会のキャンプ」)

 子どもの本音を引き出すための指導案の組み立て(指導の流れや発問の工夫等)、子どもの書いたワークシートの取り扱いへの配慮や評価の仕方、子どもたちの多様な学びのための黒板の活用など、講師の吉田先生を中心に活発な協議がなされ、相互の理解を深めることができました。

 今回、河原﨑研究員の実践は、当初提案された指導案から、指導案検討を経ることで授業展開や発問を大きく変えて実践しました。これからの道徳教育を見据えた事例であったと思います。今後、取りまとめて発信していきたいと考えています。

 


第8回部会

日時:2017年11月17日(金)

場所:教育文化センター 研究室D

内容:実践報告と分析 他

 

 第8回部会では、まずはじめに 尾崎研究員(高砂小学校)が行った研究授業の実践報告です。

(小学校3年生:やろうときめたことはさいごまで 「きっとできる」)

 日本人の女子マラソン金メダリストである高橋尚子さんのものがたりを題材にした授業のようすを、記録したビデオ映像を交えて分析しました。なぜ金メダルがとれたのだろう。どうして努力を続けられたのだろう…。「どうして?」「なぜ?」から始まる発問は、往々にして子どもから回答を引き出すキーワード。それを脱し、子ども自らが問いを生み出す、自分事として考えるにはどのような発問の仕方があるのか・・・。これからの道徳に求められる授業を組み立てるにはどうしたら良いのか?講師の吉田先生を交え研究員が積極的に意見交換を繰り返しました。

 次に、柴田研究員(御所見中学校)と、河原﨑研究員(大道小学校)の指導案検討を行いました。教材解釈の大切さ、ねらいを見据えた発問の工夫、一つの教材であれば登場人物個々の立場で俯瞰してみることなど、時間を忘れ協議に熱が入ります。講師の吉田先生からのアドバイスを受けて研究も回を追うごとに深められています。

 


第7回部会

日時:2017年10月12日(木)

場所:教育文化センター 研究室D

内容:指導案検討 他

   

 10月の道徳部会では、まず講師の吉田豊香先生から提供いただいた資料に基づき、改めて新しい学習指導要領のポイントと道徳と各教科等との関連がわかる年間指導計画を作成することの意義や重要性について解説してくださいました。次に、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」についてのお話があり、このような側面を意識しておくことが、道徳教育のみならず幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続を図るうえで極めて大切であるといった理解が深まりました。

 その後、小中それぞれの研究員の指導案検討を行いました。今年度は部会内での指導案検討を経て、各学校に戻って授業実践を行い、次回の部会で実践記録(録画を視聴)を共有する中で研究協議を実施していきます。

 吉田先生の熱心なご指導をいただき、研究員も積極的かつ真摯な姿勢で研究に取り組む中で多くの気づきがあります。これからもこうした取り組みを積み重ねていきます。

 


第6回部会

日時:2017年9月21日(木)

場所:教育文化センター 研究室D

内容:青木研究員の実践報告・読み物教材の取り扱いについて・尾崎研究員の指導案検討

  

 9月15日(金)に青木 正路 研究員が実践した、八松小学校3年生の道徳の授業(主題:自分を振り返って)の授業動画を研究員全員で視聴し話し合いを深めました。

「授業には”ねらい”が必要」

「授業のながれは決して一直線ではない」

「45分の授業の流れをあとからフローチャートのように細かく書き出して振り返るとよい」

「授業改善にむすびつけることが大切」

など、具体的な手法について講師の吉田先生から助言をいただく中で研究協議を進めました。

 なお、今回の青木先生を皮切りに順次研究員による授業実践が始まりますので、ここで改めて部会内での読み物資料等の取り扱いについて共通理解を図りました。

 最後に、次回授業を行う尾崎先生の指導案検討を行いました。扱う資料について様々な意見が出される中で、1時間扱いを2時間扱いにする案で話しが進み、次回引き続き指導案検討を行うこととなりました。回を重ねるごとに部会内の人間関係も円滑になり協議に熱が入ります。

  


第5回部会

日時:2017年8月7日(月)

場所:教育文化センター 研究室D

内容:小学校3年生 道徳学習指導案検討

 

 小学校3年生の授業(主題「自分を振り返って」)の研究授業を行うにあたって指導案検討を行いました。

・指導案を作成するときには、各校の設定している年間指導計画を踏まえる。

・子どもの実態に合わせ指導内容を柔軟に組み替えていくなどの工夫が大切である。

これらの共通理解を図りました。「参考資料のキーワードは?・・・」ということで、読みもの資料(作品としての資料価値)の取り扱いについても協議がおよびました。

 


第4回部会

日時:2017年7月18日(火)

場所:教育文化センター 研究室D

内容:小学校の実践例報告など

 

  


第3回部会

日時:2017年6月1日(木)

場所:教育文化センター 研究室D

内容:共通テーマについて

  

 講師の吉田豊香先生との研究協議も、今回で2回目となります。今後一年間の年間計画への理解を深め、まずはサブテーマ(個人テーマ)設定に向けて、指導案作成や研究授業など、具体的な研究をすすめていく予定です。ひとまず、各自の授業実践予定の月が決まりました。また、毎回吉田先生へリポートを提出することになり、研究も順調に進んでいます。

 7月27(木)9:00から吉田先生が講師のFujisawa Basic「授業づくりパワーアップ講座②~道徳編~」が予定されています。この講座の一コマとして、今回は小学校の研究員3名の実践発表が予定されています。どのような発表になるのか大変楽しみです。

 

 

第2回部会

日時:2017年5月18日(木)

場所:教育文化センター 研究室A

   

 本日第2回目の部会から、講師に吉田豊香先生をお迎えしました。

 先生の温かで話しやすいお人柄もあり、研究部員も臆することなく前段から協議が盛り上がっています。これからの部会活動が本当に楽しみです。

 研究協議では【道徳の授業を通してどんな子どもを育てたいのか】【道徳でつけたい力とは】など、各部員から積極的な意見や考えが出てきました。新たな道徳教育の動向や、これからの授業実践を踏まえた研究テーマ設定につなげていきたいと考えています。

 吉田先生から次回に向けて資料提示がなされ、いよいよこれから研究がスタートします。講師の吉田先生と5名の研究部員がそろいました。どうぞよろしくお願いいたします。

 


第1回部会

日時:2017年4月20日(木)

場所:教育文化センター 研修室

 

今年度より、藤沢市教育文化センターに新しく道徳研究部会が立ち上がりました。

講師として、鎌倉女子大学講師の 吉田 豊香 先生をお招きします。

第一回目の部会は、研究員辞令交付式のあとに、研究員と担当者との初顔合わせをしました。研究員の皆さんは緊張しながらも、それぞれ課題をもち意欲的で、今後の課題が楽しみです。

5月の第2回部会から吉田先生が加わります。

夏の研修講座でも、吉田先生の講座を開催予定です。