今から100年以上も前、長後公園付近が山であった頃、立派な4本の柘植の木(正式名称:イヌツゲ)が生えていました。そこから仙元塚前)に移され、そのうちの2本が長後小学校に移されました。

 1967年(昭和42年)に富士見台小学校が長後小学校から分かれて開校したとき、その記念として贈られたものです。

 1997年(平成9年)鈴木寛一さんがこのようにお話しした柘植の木ですが、少しずつ弱り始め、落葉が多くなってきました。

 そこで、平成17年に2人の樹木医の方にみていただき、治療を行いました。かなり回復したのですが、大風により枝が折れたり、キノコの菌により中が腐ったりして、今ではかなり小さくなってしまいました。それでも、富士見台小学校のシンボルツリーとして元気に玄関前を飾り、子どもたちの成長を見守ってくれています。