2008-4月 校長あいさつ
2008(平成20)年度始業式にて |
「サクラ」、そして「ハナミズキ」 |
校 長 山田 あや子 |
ここのところ道を歩いていると、こんなところにも桜の木があったのかと思う程たくさんの桜の花を目にすることができます。毎年印象的な桜を見ますが、私にとって今年の一番印象的な桜の花は、この大清水中学校を出てすぐの鷹匠橋の向こう岸の土手に見つけたたった一本の小さな桜の木でした。しっかりとコンクリートで固められた土手の隙間から顔を出し、小さな細い幹に似合わない大きな花をつけていました。名付けて境川の「ど根性ザクラ」。植物の生命力の強さをこの桜に見ました。来年も枯れずに成長して、さらにきれいな花をつけてほしいと思います。 |
ところで、今から92年前に日本からアメリカに桜の木が贈られました。そのお礼にとアメリカから贈られてきたのがハナミズキでした。ハナミズキは国際交流のシンボルです。 そのハナミズキが大清水中学校の校章のデザインとなっています。25年前の開校当時は学校敷地内にたくさんのハナミズキが植えられていました。そのことに由来して校章をハナミズキにしたのです。しかし長い年月の間に多くは消えてしまい、少ない木も大きくなった欅の木のつくり出す日陰でハナミズキは花をつけなくなってしまい、今は目にすることができなくなってしまいました。是非生徒の皆さんにハナミズキの花を見てほしくて、いろいろな方のお力をお借りしてこの三月に5本植えていただくことができました。一青窈さんは薄紅色のハナミズキと歌っていますが、白色もあるので是非楽しみに見てください。(今はまだつぼみです) |
新しい年度が始まりました。今年度も「オ・ア・シ・ス」オ:『おはようございます』ア:『ありがとうございます』、シ:『失礼しました』、ス:『すみません』の言葉を大事に心がオアシスで潤うように皆さんで声をかけ合っていきましょう。 |
そして三つのCを大事にしてほしいと思います。1つ目のCは「チャンス」のC、二つ目のCは「チャレンジ」のC、三つ目のCは「チェンジ」のCです。チャンス(機会)を逃さず、チャレンジ(挑戦)して、そして自らをチェンジ(変える)することに努力してほしいと思います。環境が変わった時は、新しい仲間の中で新しい自分を表現しやすくなります。自分自身を意識してチャンス・チャレンジ・チェンジしてください。 |
それでは一年後、離れがたいクラスとなりますように、今日の出会いを大切に過ごしてください。 |
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