第50回藤沢市総合かがく展 レポート4
【3日目】10月19日(土)
今日は、入賞者による表彰式が行われます。また、第50回を記念した記念講演もあります。会場には、2000名を超える多くの方が来場されました。
【入賞者表彰式】
各校の推薦作品の中から選ばれた入賞者による表彰式が湘南台文化センター市民シアターホールにて行われました。
「小学生の部」から順に教育長から表彰状が手渡されました。今年は、「小学生の部」から最優秀賞が1名。優秀賞が6名。「中学生の部」から最優秀賞が1名。優秀賞が8名選出されました。特別賞として、「環境特別賞」に中学生が1名。「松本丈人賞」に、1名の小学生が選出されました。
教育長の講評では、藤沢市在住のノーベル化学賞受賞者の吉野彰氏の話題から、研究には「柔軟性」と「執着心」とが大事であるというお話がありました。第50回という節目にふさわしい素晴らしい表彰式でした。
【記念講演】
講 師:本川 達雄氏(東京工業大学名誉教授)
演 題:「生きものとは何か」
~50年間~、生きものを見ながら考えたこと~
内 容:「ゾウの時間 ネズミの時間」の著者としても有名な本川先生による記念講演です。
会場には、中学校の科学部を中心に、たくさんのご来場がありました。
これまで50年間、生物学に携わってきた先生の知見を余すことなくお話しいただきました。「生物」というものの根源的な意味について、哲学的な側面からアプローチし、「生きるとはどういうことなのか」について考える時間となりました。
また、講演の節々では、「歌う生物学者」として有名な先生らしく、生物学についてのオリジナル曲を披露して下さいました。講演の締めくくりでは、次代を生きる子どもたちに向けた熱いメッセージを力強く語って下さいました。
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