藤沢市市民憲章50周年記念

第45回藤沢市総合かがく展

こちらのコーナーで随時レポートをお届けします。

開会 10月16日(木)

閉会 10月21日(火)

場所 湘南台文化センター


10月18日(土)

この日は表彰式が行われました。

 

最優秀賞・優秀賞に入賞したみなさんに、吉田早苗教育長より賞状が手渡されました。
また、松本丈人賞は、植物画家の松本千鶴様より手渡されました。

吉田 早苗 教育長のあいさつ

 みなさん こんにちは
 藤沢市教育委員会教育長の よしだ さなえ と申します。

 空が青く高くすみキンモクセイがかおる、そして木々が色づき、秋の装いを感じる頃となりました。

 このようなよき日に、第45回藤沢市かがく展表彰式が開催できますことを、たいへんうれしく思っています。入賞されたみなさん、おめでとうございます。また、ご臨席の保護者のみなさまお子様の入賞、おめでとうございます。

 今年、藤沢市総合かがく展は45年目の節目となりますが、藤沢市においては 「藤沢市市民憲章」50周年の年です。

 市民憲章には5つの目標がありますが、その中のひとつに

「教養を深め 文化の高いまちをきずきましょう」
とあります。

 50年前の市民のみなさまが藤沢市民一人ひとりの道しるべとして、これから先の藤沢市の発展を願い、夢や希望を託した目標であり、これからも継承されていく目標でもあります。

 夢と言えばつい先日、日本の科学者3名にノーベル物理学賞が贈られるというニュースがありました。青色発光ダイオードの研究と実用化への功績と伺っていますが、受賞された3名の学者のみんさんは、「好きなことを続ける」ことが、すばらしい結果になると話されていました。もう一つは「人と違う」ことに目を向け、「自分の視点」を持って何年もかけて「こつこつ」と地道に研究したことが、この栄光につながったのだと私は思っています。

 今回のかがく展においても、入賞作品は「自分の視点」をもって「こつこつ」と調べたり、実験したりしていることに感激いたしました。なにより作品の「題名」の付け方がうまいのには驚かされます。
 私自身は、このようなところでよく話をさせていただくのですが、本人としては たいへんはにかみやで、てれやです。「ほめられれば ハチもハニカム ハニカム構造のナゾをとけ」という作品は、その題名に惹かれました。蜂の巣はなぜ六角形なのか、三角、四角、まるなど、いろんな形で実験をし、六角形がよいのだとたどり着いたとの事でした。ハニカムとはハチのハニーから取った名前で「ハニカム構造」というのだと知りました。

 中学生の部の最優秀賞は、「パンフルートを自作する」。炭を使ってとか、コップを使ってとか言うことはありますが「パンフルート」に着目して自分でつくろうとする発想に感激しました。また、揚力に着目し、今年は小さな虫の飛ぶ力を実験した「昆虫のような平らな羽根の飛ぶ力を探る」は、自ら実験装置を作成し、何度も繰り返して実験して得たことを、分析しまとめていることに目を見張りました。

 入賞作品全てについて感想が述べられないのが申し訳ないのですが、すべての入賞作品のすばらしさに、こころより拍手をおくります。
 藤沢から「ノーベル賞学者」が誕生することを期待しています。

 これからも日常の生活の中で、「自分の視点」での「ふしぎ」にむきあい、あるいは「好きなこと」に出会い、「こつこつ」と地道に繰り返し、努力することを続けてほしいと願い、私のあいさつといたします。

 本日の受賞 おめでとうございました。

最優秀賞・優秀賞・松本丈人賞受賞のみなさんに、作品の紹介をしていただきました。

最後は記念写真です。

入賞作品の詳細は、後ほど改めて教育文化センターホームページでご紹介します。