冬の研修講座②中学校国語科の学習指導と学習評価の実際
冬の研修講座② 中学校国語科の学習指導と学習評価の実際
日 時 :2021年2月10日(水)15:00~17:00
場 所 :勤務校(リモート開催)
講 師 :十文字学園女子大学教授 冨山 哲也氏
受講者 :教職員39名
研修内容:
はじめに新学習指導要領の考え方と「主体的・対話的で深い学び」を生み出すために求められている授業改善の視点についてお話がありました。
次に各教科で育成すべき資質・能力の3観点をふまえ、中学校国語科の評価について、実際の評価場面に即した事例を取り挙げて説明していただきました。特に「主体的に学習に取り組む態度」の評価方法についてはより詳細にご説明いただき、チャット形式で受けた質問に対しても資料を提示し、丁寧にお答えいただきました。
参加者が評価を行う上で大変参考となる90分のリモート研修でした。
研修成果
学習指導要領の基本的な捉え方から資質・能力の整理、学習内容の改善・充実、評価の具体に至るまで講義をしていただきました。リモート開催となり、また限られた時間ではありましたが、来年度の評価を行うための基本的な内容は共有できたように思います。チャットでの質問にも具体的かつ的確にお答えいただき、研修が一層深まりました。集合研修であれば、評価の演習も行っていただけることになっていました。アンケートでも、さらなる評価の研修を希望する声も多くありました。
受講者アンケート(抜粋)
<教職員>
・今回の講座で得たものは、「学び方そのものを学ばせること」を意識して指導と評価の研究を進めていく糸口です。学習過程の意識化について や評価規準の方法について、また指導方法やその見取り方についてなど具体的に説明を聞けたのでわかりやすかったです。今まで研修で断片的 に学んできたことが線でつながったように感じ、大変感謝しています。一番知りたかった「主体的に学習に取り組む態度」についても、「粘り 強さ」と「自らの学習の調整」という観点からどのように評価していくのか、子どもたちが何ができればが「A」になるのか、少し見えてきた ように思います。他の参加者のチャットも、いろいろな視点で考えるきっかけとなり、参考になりました。(中・6~15年経験者)
・発表を伴う単元の時のパフォーマンス評価の実践例を詳しく聞くことができて、自分の評価方法に自信を持つことができた。次期学習指導要領 の考え方について、改めて整理することができ、来年度からの評価方法や評価の提示の仕方にイメージを持つことができた。「評価を軸にした 授業研究の提案」をこれからの研究方法に生かしていきたい。(中・1~5年経験者)