夏の研修講座【16国語】説明的文章を主体的・対話的に読む

日 時 :2021年8月2日(月)9:30~12:00
場 所 :藤沢市教育文化センター 大会議室
講 師 :お茶の水女子大学附属小学校 廣瀬 修也 氏
受講者 :教職員 70名(小60名 中9名 特別支援1名)関係者1名  合計71名
研修内容:

  (1)講義:説明文の授業におけるポイント

  (2)演習:グループ毎に教材『どうぶつ園のじゅうい』『「鳥獣戯画」を読む』のどちらかを選び

単元計画を立てる。

  (3)共有:各グループの単元計画を共有する

                                                       

研修成果:

 はじめに、説明文の授業のポイントについて講義をしていただいた。「その単元におけるねらいを明確化すること」「筆者の伝えたいことや伝え方の工夫に目を向ける」「他の教科や日常生活と関連づけられないか考える」「読み取ったことに対する自分の考えを表す」「学習用語を確認する」などの基本を学んだ。

    次に、そのポイントを参考にしながらグループ毎に『どうぶつ園のじゅうい』『「鳥獣戯画」を読む』のどちらかを選び単元計画を立てた。4人グループで、教材分析をし、単元計画を工夫して立て、それを模造紙に表した。

  単元計画がだいたい完成したところで、各班の計画を見て回り、代表して二つの班に、その計画に込められた意図を発表してもらった。

 教材に向き合い、意見交換をしながらじっくりと単元計画を考える時間をとったことで、工夫した単元計画が見られた。また、他の班の工夫を見合うことで多くの刺激を得た様子が見られた

受講者アンケート(抜粋)

<教職員>

・学習用語を確認することの大切さを学びました。学習用語を知ること・身につけることで、子どもの学びを保証することにもつながると思いました。本講座でも話し合う中で用語の概念をつかんだり知ったりすることがありました。今日の学びを教育活動に生かしていきたいと思います。

・グループの方と話し合って単元構成を考えることで、色々なアイディアが出てきました。自分も一度扱ったことのある題材でも、改めて読むことで様々な可能性があると気付きました。その分、自分が何を子供たちに学ばせたいのか、しっかりと軸を持つことの大切さ、楽しく学ぶ工夫をすることの大事さを感じました。

・授業のねらいを考えること、そのねらいを達成するためにどんな活動が考えられるか。学年やクラスの実態に応じてどう落とし込むのか。グループで話すことで色々なアイディアがもらえました。改めて担任が何を身につけさせたいか、その柱を持つ大切さを学べました。

・他の人と授業研究は、あまりする機会がないので、とても新鮮でした。自分の考えが凝り固まっていた中、他の先生の発想にハッとすることが多く、得られるものが多かったです。

・説明的な文章を読むとき、教える時のポイントを学ぶことができた。他のグループを見て、レイアウトの工夫や他教科とのつながりの工夫など、自分も実践してみたいことがたくさんあった。