夏の研修講座【講座番号26】小学校英語教育で大切にしたいこと~授業づくりの視点や工夫~

日 時 :2021年7月30日(金)13:30~16:30
場 所 :藤沢市教育文化センター 中会議室
講 師 :横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校 葛西 朗子 氏
受講者 :教職員 24名(小22名 中2名)
研修内容:                                                            (1)繰り返し聞く活動  (2)やり取りの工夫 (3)書く活動 (4)評価方法の紹介

                         

研修成果:

・繰り返し聞く活動の紹介では、実際に先生が授業者になって授業形式で教えていただいた。そのなかで、参加者は資料にない細かな配慮や       工夫を発見することができた。

・やり取りの工夫では、small talk の例として、先生ご自身のお住まいになっている地域の特徴を画像で紹介しながら、リアルなお話として       既習表現でやり取りをする活動を教えていただいた。身近な人のことを外国語をツールとして知るという活動は、参加者に好評であった。

 ・書く活動では、低学年でのアルファベット指導の工夫を、高学年に向けて系統的に行うことの大切さや、音と文字を繋げていくお話や、身                                                                                     近な人のことについて書き写したりする時に使用するワークシートの紹介をしていただいた。

 ・最後に先生ご自身の評価について、ペーパーテスト、スピーチテスト、振り返り、授業態度等の具体的なお話は、現在評価について悩まれ              ている参加者にとって具体的な話となった。 

受講者アンケート(抜粋)

<教職員>

 ・英語に親しむ活動をたくさん紹介していただき大変参考になりました。継続して同じ活動をすることで子供たちが取り組みやすく、自信をも        ってみんなが参加できるようになるのだなと感じました。

・今年初めて外国語専科になり、勉強しに来ました。私も外国語が得意でないため1学期とても大変でした。今回授業の引き出しや、言語習得     のベースを改めて学べました。また、私自身、ほとんど日本語で授業を回したり、(英語は音声FLTとのActivityのデモンストレーションでた     くさん聞かせています。)Small Talk をあまりしていなかったので、少しずつ私が英語を使っている姿をもう少し子どもたちに見せていきた     いと感じました。2学期また頑張らなきゃ!と思いました。

・外国語の学習では、インップットがすごく大切だと学ぶことができました。そのインプットができるように私自身も発音をしっかり学んでい     きたいと思います。45分の授業の流れをはやくつかめるように、今日学んだことをいかしていきたいです。

・聞くこととの大切さ、Small Talkをもう一工夫。子どものSmall TalkからWorksheetを作る!モチベーションupにつながると思いました。<     読むこと→書くこと>とても参考になりました。 

・5年担任として外国語の授業をしていますが、なかなか長期的な目線で計画立てて授業ができないなと感じています。今回教えていただいた     ことを元にして、子供たちにつけたい力をより明確にして、授業を組み立てていきたいと感じました。すぐ明日から使えそうな実践も多く、     ありがたかったです。

・具体的な実践が多くて、大変役立ちました。映像は、授業の様子がよくわかりました。先生が教えていらっしゃる子供たちは幸せですね。段     階を追って指導することが大切だと思いました。