38 教育実践臨床研修講座 テクニックより大切なもの① 授業で“あの子”は何してた? ~やってみよう!授業リフレクション~

 日 時 :7月28日(水)午前9時30分から
 場 所 :教育文化センター 中会議室
 講 師 :羽鳥小学校教諭 山本泰輔 氏
 研修内容:(1)授業リフレクションって、何?

      (2)イメージマップをつかって、授業リフレクションをやってみましょう  

      (3)私の実践から

     ​       

授業リフレクションの方法について、実際に「イメージマップ」を例に、実際に取り組みその意味を学んだ。講師自身の授業実践のなかで取り組んだ例が示されたので、大変わかりやすかった。

研修成果

・「日々の授業、目の前にいる子どもたちを大切にすること、仲間とともにつくっていく」というメッセージが感じられた。特に「授業研究」というとなにか特別なこと、反省的なネガティブな面が強調されるが、明日の授業のために、「今日の授業でおこっていたことを丁寧に確かめること」の大切さ、またそのための具体的な方略をもつことの大切さについて話があった。

・グループでの話し合いは、大変活発に行われた。「授業について話したかった」、「困っていることの相談にのってもらえて、嬉しかった」など、「楽しかった!」という声が多く聞かれた。

受講者の感想(抜粋)

・授業を思い返すとき、つい‘自分はどうだったか’‘発問はどうだったか’という目線で振り返ってばかりだったなぁ…とハッとしました。‘子どもたちの今’に目を向けて、すぐ明日の授業に生かしていけるような振り返りの目線を常に持てるようになると、教師にとっても、子どもにとっても、win-winの楽しい授業ができるなと感じました。

・自分が書いている様子を見えもらえること、休み時間に声をかけていただき、うれしさと安心感がありました。授業中以外でもその時の言動について子どもたちに声をかけていきたいと思った。

・「”あの子”何してた?」という題にぴったりなお話でした。教師が思いをもって、どんな姿を見たいのか はっきりさせていこうと思いました。私自身、焦らず、子どもと一緒に一歩一歩頑張ろうと思いました。

・自分でふり変えるだけでなく、それを相手に話すことの大切さを改めて感じました。一つ一つ丁寧に説明してもらい、より理解が深まりました。

・いつも振り返りをするひまもなく「次の授業をどうしよう」と考えているけれど、どうせ考えるのならば、目の前の子どもたちを思いだして、簡単にでもリフレクションしながらつくっていけると良いなと思いました。リフレクションをして、課題が見つかったときにも、1人だと次につなげる手立てがむずかしいなあと思いました。(いつも誰かに聞けるわけではないので)