夏の研修講座【講座番号30】子どもが楽しく学びの実感を得られる音楽指導法~歌唱・合唱のための体ほぐし・心ほぐし~

日 時 :2021年8月18日(水)13:30~16:30
場 所 :藤沢市教育文化センター 大会議室
講 師 :鹿児島大学教授 日吉 武 氏
受講者 :教職員30名(小23名 中7名)
研修内容:

1 発声・歌唱指導方法開発のポイント

2 体ほぐし・心ほぐしの歌唱指導方法

3 楽曲指導にあたって

4 テンポ感/リズム感/旋律のつながり/フレーズ感/ハーモニー感 について

5 「聴き合う」ことを指導する

       

研修成果:

・全体的に感染症対策に触れながら、参加者が自分のことや9月からの合唱指導で気をつけることをご指導いただいた。特に体をパーツとして使うための具体的な指導については、児童生徒が親しみやおもしろさを感じるキャラクターや動作、ワードを盛り込み、「笑い」や「笑顔」が出る指導の工夫は、参加者にとって共感しやすい内容であった。

・よりひびきのある声にするために、呼吸、姿勢、口の形、息の使い方等、別紙資料を用いて丁寧に一つずつ解説していただいた。参加者はそれを実際に歌いながらできたので、自分の中で取捨選択しながら、実態に応じて今後の指導に役に立てることができた。

・楽曲指導では、イメージを豊かにし、楽しい・おもしろいと感じさせるヒントをキーワードで示していただきながら、歌詞の指導について、具体的にお話をいただいた。参加者はたくさん歌いながら、全体の声が変わっていくことを体験することができた。先生のピアノが常に正確にその音とリズムをガイドしていたため、合唱の楽しさを参加者自身が味わえた。

受講者アンケート(抜粋)

・合唱の指導方法を具体的にわかりやすく教えていただきました。歌いやすくなったことが体感できました。歌いながら自分の気持ちがポジテイブに変化していくのを感じました。

・意識を少し変えるだけで歌声が変わるんだと実感しました。

・指導項目に合ったキャラクター、事象などを短い言葉に乗せたアドバイスは子どもの印象に残りやすいと思います。

・自分自身の歌唱方法にも自信が持てなかったので、今回たくさん新しいことを学び、その場で実践・実感が出来ました。子どもたちにも歌うことの楽しさを伝えていきたいです。

・吹奏楽部顧問として、また今年度の合唱祭担当として姿勢のつくり方から息の使い方、歌詞の指導方法まで具体的に体験しながら学ぶことが出来ました。“イメージさせる”ことの重要性を痛感しました。

 ・クラスの合唱指導に9月から役立てたいことがたくさんありました。また、分かりやすく理解しやすく、子ども達にも伝わりやすい指導法をたくさん教えていただきました。