「聞く」「聴く」・・・・?



先日、久々に1年生の各クラスで国語の「聞く力」の授業をしました。20年くらい前
から国語の能力の中で、「話す力」「聞く力」がこれからの若者には必要になるだろうと
授業の中に積極的に取り入れようと研究を繰り返しているものです。今回は初めてなので
「確かに聞き取る力」に重点をおいて行いました。イラストを見ながら話を聞き取る問題
やメモをとりながら話を聞くという授業で、1年生も楽しそうに学習活動をしていました。
 また、3年生も「意見文発表会」を行い、クラスの代表が他の3年生や保護者の前で発
表していました。身近な問題から地球規模の問題までさまざまな視点からの発表がされま
した。どの発表も自分たちの思いが込められ立派なものでした。
さて、「聞く」と「聴く」にはどんな違いがありますか。「聞く」は単に外部からの音
などの情報を得ることであり、「聴く」には「傾聴」という言葉があるように相手の意図
を意識してきくという心の動きが加味されます。「話す」と「語る」にも言語活動である
「話す」と自分の思いを込める「語る」との違いがあります。
 これから長い休みの期間に入ります。普段忙しい毎日を送り、なかなかできない友達や
家族との「語り合い」「聴き合い」を是非してみてはいかがですか。新たな自分の発見や
人間関係を深めることにもなると思います。
 梅雨も明け、4月からの学校生活はどうでしたか。毎日が楽しく、充実していましたか。
私もこの4月に大清水中学校の校長となり、めまぐるしい毎日を送り、日毎の仕事に追わ
れるという日々でした。この夏には、4ヶ月を振り返るとともに秋からの見通しをしっか
りと立てたいと思います。
 そんな忙しい毎日でしたが今まで以上に多くの生徒や保護者の方、地域の方々と語り合
ってきました。そのときどきの自分なりの思いを語らせていただき、私の声をしっかりと
聞き入れようとしてくださった多くの方に感謝しています。私も、生徒からの声、保護者
からの声そして地域からの声をこれからも大切にしてきたいと考えています。よろしくお
願いします。



今、学校では、

Ⅰ 【学習会】

中間試験を終えてから「ライフセービング教室(6月25日)」「携帯教室月日(6月29日)」と
外部から講師を招いての講習会が行われました。
「ライフセービング教室」では、先ず、原先生から「ライフセーバー」の活動につい
てお話があり、ゴミを拾うこともライフセービングにつながることを知りましたまた。
「リップカレント(離岸流」の恐ろしさや対処の仕方、万一の場合のサインの出し方)
などを教わりました。夏休みも近づき、海に行く機会もあると思います。その時には、
原先生のお話を思い出し、安全で楽しく過ごして欲しいと思います。
「携帯教室」では、相馬先生から携帯電話の扱い方についてお話を伺いました。携帯
電話は便利な反面危険もある道具です。「携帯は自分自身だということを忘れない」
「つながるのは現実だということを忘れない」「インターネットの特徴を忘れない」「考え
続けることを忘れない」という4つの基本ルールーを守りましょう。もし、トラブルに
巻き込まれたら早いうちに相談することが大切です『MyRuleBook(ケータイ
・ルール・ブック)』のP.38、39に詳しく載っています。
今後は、6日(月)に「進路学習会(3年生)」「薬物乱用防止教室(2年生)」 9日(木)に
「喫煙防止教室(1年生)」と学習会が続きます。どれも大切な学習会なのでしっかりと
学習してください。


Ⅱ【教育課程説明会から】

6月22日(月)に本年度の教育課程説明会を開催いたしました。(詳しい資料につい
ては配布済みです)
今年度は新学習指導要領の移行期の初年度にあたります。本校も平成24年の完全実
施に向け準備を進めております。既に選択授業の一部(2年生の国語、3年生の数学)
を先行導入いたしました。また、これまで1、2年生に夏休み前の面談時に提示してい
ました「仮通知票」に替え「定期テストの素点」及び「5科(国・社・数・理・英)、
の度数分布」を面談資料といたします。従前の各教科担任からの提出物の状況、授業態
度についても面談時に学級担任から伝えます。なお、3年生につきましてはこれまで通
り「仮通知票「進路カード」をもとに面談を行います。」
学校行事や、指導計画、新しい評価をふまえた指導の研究等、完全実施に向けて学校
では、現在検討しているところです。