藤沢の自然調査員の活動や季節とともに移ろう市内の自然を紹介します。

 

2017年12月25日(月)江の島【藤沢の自然調査員フィールドワーク】

 教育文化センター刊行物「藤沢の自然5 みどりの江の島」(2004年)発刊から10年以上が経ちます。今回は、当時の様子と比べながら、冬の穏やかな江の島を調査しました。

裏参道から見た天台山

「みどりの江の島」冊子掲載写真とほぼ変わっていませんでした。

 

稚児ヶ淵売店で行き止まり

台風21号の影響によって岩屋周辺が崩落したため、立ち入ることができません。

山二つのローム層

冊子発刊時と比べて、地層が見えにくくなってきています。

 

女性センター跡にできた駐車場

広いスペースができていました。これからオリンピックに向けた準備が進むと思われます。

台風21号の爪痕①

(女性センター裏)

海の砂が堤防を乗り越えて堆積していました。

台風21号の爪痕②(堤防)

そこここでアスファルトが割れており、駐車場が閉鎖になっていました。

台風21号の爪痕③(堤防)

海側の柵がほとんど倒れていました。

 

奥の駐車場から見上げた地層

冊子発刊時の姿を何とか留めています。

 

周りを囲った聖天島

 島民の要望により、周囲を取り囲むフェンスが設置され、保護されています。

調査員の神崎さんより、調査活動記録をいただきましたので、ご覧ください。

20171225フィールドワーク活動記録(神崎さん) [301KB pdfファイル] 

 


2017年7月26日(水)引地川親水公園+稲荷の森【藤沢の自然調査員フィールドワーク】

オモダカ ベッコウハゴロモ
アブラゼミの羽化 クワカミキリ

 

カマキリの捕食

 

2017.4.1  江ノ島

  この冬は色々な種類のカモメを江の島で見ることができました。カモメのあたり年でしょうか。

①普通に見られるユリカモメ ②1年中見られるウミネコ
③よく見られるセグロカモメ ④セグロカモメより数が少ないオオセグロカモメ
⑤ちょっと珍しいシロカモメ ⑥ちょっと珍しいワシカモメ
⑦とても珍しいミツユビカモメ ⑧ちょっと珍しいカモメ

 


2017.2.3 鵠沼松が岡 下藤ヶ谷公園

「河津桜が咲くこの時期、メジロが盛んに蜜を吸いにやってきます。餌の少ないときに桜の蜜は貴重です。花にとっては、昆虫の少ないこの時期に、受粉を手伝ってくれる大切なお客さん。」

 

 「藤沢の自然」活用研修② 藤沢の鳥 

 

【日時】2016年12月26日(月)9:30~    【場所】引地川親水公園

【講師】藤沢の自然調査員 髙橋 和也 氏

  教育文化センターで発刊した「藤沢の自然」のうち「藤沢の鳥(藤沢の自然2改)」の活用を図る講座が行われました。子どもたちに自然や季節を感じさせるのに、野鳥はとても魅力的です。自然環境に入っていってはじめてその種類の多さを発見できることも、子どもにとって喜びとなりえるのではないでしょうか。

 講座では、講師の髙橋先生から、「野鳥を見つけるコツ」「大まかな見分け方」など、授業で取り入れやすいポイントを教えてもらいながら観察しました。藤沢で増えている鳥や最近見かけなくなった鳥などの情報も教えてもらいました。

 

近づくと逃げてしまうので、双眼鏡が必須です。 「藤沢の鳥」を見ながら…
「鳥の鳴き声に耳を傾けると、聞き分けることができます。」

 シジュウカラとエナガの「混群」

を見つけました。

 先生が野鳥を見つける楽しさを味わうと、「子どもに伝えたい!」にきっとつながります。

 今回、引地川親水公園で見つけた主な野鳥は下の通りです。

カワラヒワとアトリの「混群」 みんな揃って風上に向き、等間隔で止まるユリカモメ
人にも近づくシジュウカラ コゲラ(講座後に発見!)
黄色い口紅を塗ったくちばしが特徴のカルガモ オレンジがかわいいモズ

  

 

 ふじさわ教育172号発刊!「藤沢の自然」の情報発信  2016年11月

 市内教職員向け情報誌「ふじさわ教育172号」にて、カラー8ページで藤沢の自然について情報発信しています。以下の内容で掲載しております。カラーだと美しい自然の様子がとてもよく伝わると好評です。 

   【藤沢の自然に関する記事】

  ・川底の貝/引地川の貝化石層のその後(石田 聡 氏)

  ・植物ビンゴ~身近な自然で遊んでみよう~(岡村 晋 氏)

  ・遠藤笹窪谷から「健康の森へ」(髙橋 和也 氏)

  ・「藤沢の四季」連載記事 野鳥と植物(冨岡 真理子 氏)

  ・四季の八ヶ岳だより(作道 実 氏)

 

台風9号接近!  2016年8月22日

 《8月22日(月)17時頃の教育文化センター周辺》

少し水位が下がってきました。

隣の大清水中学校は校庭が湖のようになっています。

《8月22日(月)14時頃の境川の水位【教育文化センター前】》

《8月22日(月)11時頃の境川の水位【教育文化センター前】》

「藤沢の自然」活用①藤沢の四季〈夏〉 江の島の魅力がいっぱい!西の磯+島内散策をしよう♪

日 時:2016年8月1日(月)9:00~ 講 師:藤沢の自然調査員 菊池 久登 氏

 藤沢の自然調査員が講師となった研修講座の報告です。研修会場は、2020年にオリンピック・パラリンピックとしての会場に決まり、注目を集めている江の島。連日、海水浴や食べ歩き等の観光客で賑わっておりますが、自然や歴史としての視点でも魅力がたっぷりと詰まっている場所です。そんな江の島の魅力を堪能しながら講座を進めました。

  

江の島の歴史・地層・植物にふれながら島内散策をしました。

  

 

藤沢の自然調査 2016年3月19日 場所:遠藤笹窪谷(えんどうささくぼやと)

  

 遠藤笹窪谷は、藤沢市の北西部に位置している谷戸です。この自然豊かな場所を、藤沢市で「健康の森」として残すことが決まり、里山復活・再生を目指して多くの方々が作業を進めているところです。今回は、ここで里山再生の作業をしている髙橋先生に、遠藤笹窪谷の特徴や生物の多様性について解説をいただきながら自然調査を行いました。

 ところで、この場所は、「オオタカの森」としても注目されています。生態系ピラミッドの頂点に位置するオオタカがこの場所で繁殖しているということは、遠藤笹窪谷がいかに自然が豊かであるかを表していることにもなるそうです。

ふじさわ教育169号発刊!「藤沢の自然」の情報発信! 2015年11月

 市内教職員向け情報誌「ふじさわ教育169号」にて、藤沢の自然について情報発信していますが、今回は、カラー8ページで紹介しております。以下の内容で紹介しております。カラーだと美しい自然の様子がとてもよく伝わると好評です。 

   【藤沢の自然に関する記事】  

      ・相模野大地につくられた湘南台の街(菊池 久登 氏)

    ・『藤沢の四季』の編集を終えて(角田 宗夫 氏)

    ・みつけてみよう 秋の虫たち(小口 岳史 氏/鹿児嶋 英克 氏)

    ・稲荷の森から:その2~台場クヌギの森・夏(石田 聡 氏)

    ・四季の八ヶ岳だより(作道 実 氏)

 

 

黄色の絨毯(じゅうたん) 2015年11月 場所:御殿辺公園(白旗神社隣)

銀杏並木が美しい黄色の絨緞(じゅうたん)をつくります。

台風18号の影響で境川増水! 2015年9月9日(水)

 

9月9日(水)16:00頃の境川の様子(鷹匠橋より)

 

雨が上がり、17:45頃教文センター東の空にきれいな虹がかかりました。

藤沢の自然調査 2015年5月30日 場所:新林公園

 

 

 天気にも恵まれ、新林公園にて、植物や昆虫の調査を行いました。新林公園は、主に、藤沢の自然4「ふじさわの大地~人々の暮らしと自然~」や藤沢の自然6「身近な川と水辺」に取り上げられています。藤沢駅南側で、近くには柏尾川と引地川が合流しています。片瀬丘陵の起伏に富んだ地形を利用して1986年に造られた市内でも大きな公園で、園内にある古民家や水田は、昔の里山の風景を映し出しています。以前は、池子層や関東ローム層などが観察しやすい露頭がありましたが、公園の整備や草木が生い茂っており、以前ほど地層観察は簡単でなくなったものの、植物、鳥、昆虫などを通し、豊かな自然を感じることができました。