第11回部会

日時:2019年2月15日(金)

場所:教育文化センター D研究室

内容:研究報告会に向けて

 今年度行った各研究員の研究授業の授業内容や工夫点、課題を踏まえた「研究のまとめ」原稿の完成に向けて協議しました。この内容は、報告会にて発信します。さらに1年目の部会における研究のまとめとして、成果と課題を洗い出し、今後の展望を考えました。

 

  

第10回部会

日時:2019年1月11日(金)

場所:高谷小学校 6年1組教室・会議室

内容:1.上西研究員による研究授業の参観と協議

   2.研究報告会に向けて

【研究授業 上西研究員 小学校6年:友だちを旅行に誘おう Let's go to Italy.(Hi,friends!2 Lesson5)】

  

  

 本時は単元(3時間扱い)の2時間目であり、行ってみたいと思う国を尋ねる表現や答える表現「Where do you want to go?」「I want to go to ~.」に慣れ親しみ、それらを用いて活動する学習でした。担任とFLTとの連携については各学校で課題が挙げられていると思いますが、上西研究員の実践はFLTとのT・Tという指導形態での実践で、たいへん参考になるものでした。担任はレッスンプランを作成してFLTと十分な打合せを行い、共通理解を図った上で授業に臨みました。担任とFLTとの役割を明確にするところや場に応じた対応など、実際の指導にたいへん役立つものとなりました。授業者の上西研究員は4年生からの持ち上がりで、子どもたちの実態をとらえた上での学習を構成していました。

【部会】

  

 授業後の研究協議には、小林・原子元研究員をはじめ高谷小学校の先生方が参加してくださり、本時の授業に関することや日頃の授業での悩み・課題についても意見や質問が出されました。講師の粕谷先生から具体的で的確なご指導、ご助言をいただき、参加した高谷小学校の先生方も「なるほど」と納得された表情をされていました。

 研究協議の後は、3月の研究報告会の資料作成について話し合いました。研究員の皆さんはとても意欲的で、すぐに分担が決まりました。

 


第9回部会

日時:2018年12月11日(火)

場所:辻堂小学校 6年3組教室・指導室

内容:1.荒蒔研究員による研究授業の参観と協議

   2.今後の研究授業(上西研究員)に向けて

   3.研究の方向性について

【研究授業 荒蒔研究員 小学校6年:自分たちの町・地域 I like my town. (We can!2 Unit4)】

  

  

 荒蒔研究員は1年生の担任をしていますが、研究授業に伴い、本単元の実践を6年生の学級で行いました。

 当該学級と荒蒔研究員が担任をする1年生の学級は兄弟学級で、縦割り活動を通して関わりがあるとのことでしたが、他学年での授業ということで、事前に子ども達の様子をつかんでおくなどの準備を入念に行い、指導に入りました。本時は「We have ~. 」「 We don’t have ~.」の表現に慣れ親しむことをめあてに、写真やイラストなどの教材を用いて授業を展開しました。なお、第2時では「自分たちの町を紹介するには、IではなくWeを使うことに気づく」第3時「地域の良さについてすすんで紹介する」をめあてに授業が行われます。

 当日は、たいへん寒い日でしたが、荒蒔研究員のにこやかな表情が子ども達の緊張をほぐし、楽しく学ぶ子ども達の姿が見られました。

【部会】

1.荒蒔研究員の授業についての振り返り

2.上西研究員の授業についての協議

  『Hi,friends! 2 Lesson5 Let’s go to Italy. 友だちを旅行にさそおう』(1月実施)

3.研究の方向性についての協議

 


第8回部会

日時:2018年11月13日(火)

場所:片瀬中学校 1年3組教室・会議室

内容:1.松井研究員による研究授業の参観と協議

   2.今後の研究授業(荒蒔研究員・上西研究員)に向けて

【研究授業 松井研究員 中学校1年:助動詞can(NEW CROWN1 ENGLISH COURSE1 Lesson7)】

 

 

 単元(4時間扱い)の第1時を研究授業に設定し、「助動詞canについて、疑問文とその答え方を理解し、使えるようになる」を目標に授業が展開されました。1年3組は松井研究員が担任をする学級で、少人数指導が行われています。

 授業のはじめは、どの子もやや緊張気味でした。それでも、英語で『Have a nice day』を歌い始めると、緊張もほぐれてきたのか、みんなしっかり声を出して、中には、体でリズムをとりながら歌う子の姿も見られました。

 『社員を採用しよう!Job hunting』の活動では、①ペアを作り、それぞれ会社名を決める。②社員を採用するために行う面接での質問を作る。(canを使った質問文を複数考えさせる)③ペアの一人が社長、もう一人が就職希望者になり、社長は自分の作った質問をして、就職希望者は、それに答える。この活動を相手や立場を変えて行いました。子どもたちは、楽しみながらも友達(社長)の質問に真面目に答えたり、自らが社長になって、友達(就職希望者)に質問をしたりしていました。

 和気あいあいとした雰囲気の中で、子どもたちが笑顔で学習している姿が印象的でした。

   

【部会】

1.松井研究員の授業についての振り返り

2.荒蒔研究員の授業『自分たちの町・地域 I like my town.(We can!2 Unit4)』(12月実施)について協議

3.上西研究員の授業『Let’s go to Italy. 友だちを旅にさそおう(Hi,friends! 2 Lesson5) 』(1月実施)について協議

 


第7回部会

日時:2018年10月30日(火)

場所:御所見小学校 6年3組教室・指導室

内容:1. 浦木研究員による研究授業の参観と協議

   2. 今後の研究授業(松井研究員・荒蒔研究員)に向けて

【研究授業 浦木研究員 小学校6年:何になりたい?What do you want to be? (Hi,friends!2  Lesson8)】

 

 本時の導入では、小学生がなりたい職業ベスト3を予想させる活動を設定しました。子どもが日本語で答えたら、担任が英語に置き換えて確認していく流れで、次の「先生が定年後に就きたい職業を予想する」活動に移りました。この学習段階では、子どもたちに「What do you want to be?」と質問させ、先生が「I want to be a/an ~.」と答えていきます。担任以外にも、子どもたちにかかわりの深い先生が、定年後に就きたい職業を予想させ、「What do you want to be?」「I want to be a/an ~.」の表現に慣れさせていきました。

 その後、子どもたちにさまざまな職業を表した絵カードを選ばせ、「What do you want to be?」「I want to be a/an ~.」を使ったやりとりを行うなどして、本時目標である「なりたい職業を尋ねる表現に慣れ親しむ」ための学習を展開していきました。子どもたちと深くかかわっている先生方も授業に加わり、子どもたちは楽しんで学習に取り組んでいました。「What do you want to be?」「I want to be a/an ~.」の文型を繰り返し聞いたり、表現したりすることで定着が図られました。また、子どもどうしのかかわりの様子から、温かな学級の雰囲気が伝わってきました。

【部会】

 

 部会では、浦木研究員の授業についての振り返りと今後の研究授業(松井研究員、荒蒔研究員)について話し合いました。講師の粕谷先生からは、授業づくりについてのさまざまなアドバイスをいただきました。

  


第6回部会

日時:2018年9月27日(木)

場所:羽鳥中学校 視聴覚室

内容:1.大野研究員による研究授業の参観と協議

   2.今後の研究授業(浦木研究員・松井研究員)に向けて

   3.研究の方向性について

 

【研究授業(大野研究員 中学校3年:関係代名詞)】

  

 研究授業は「関係代名詞(who)を用いた文を理解し、人について簡単な紹介ができるようになる」ことを目標にして展開しました。大野研究員は、生徒にとって「伝えたい」「聞きたい」と思える題材として,羽鳥中学校の先生紹介や職業紹介を設定しました。そして、これらをクイズ形式にしたことで、子どもたちが楽しんで学習に取り組む姿が見られました。友達の発言に拍手を送ったり,ペア学習に熱心に取り組んだりしている子どもたちの様子から温かな学級の雰囲気が伝わってきました。

【部会】

 

 部会では、大野研究員の授業の振り返りや今後の研究授業(浦木研究員・松井研究員)についての検討などを行いました。

 


第5回部会

日時:2018年8月6日(月)

場所:教育文化センター A研究室

内容:研究授業にむけて

   研究の方向性について

 

 夏季休業中の研究部会なので、普段より若干時間的なゆとりをもって行うことができました。羽鳥中学校大野研究員と御所見小学校浦木研究員の授業について、粕谷先生のご助言を得ながら話し合いました。

 大野研究員の授業については、前回の協議に基づき改訂した2次案について検討しました。また、浦木研究員の授業は10月実施で、単元は『何になりたい?What do you want to be?』を予定しています。二人とも、子どもたちの実態を踏まえて、学習展開の工夫が図られています。

 


第4回部会

日時:2018年7月17日(火)

場所:教育文化センター D研究室

内容:研究授業に向けて

   研究の方向性について

1.研究授業に向けて

 大野研究員の研究授業(9月予定)に向けて、指導案検討を行いました。内容は中学校3年の関係代名詞を学ぶ単元で、研究授業は「関係代名詞whoを用いた文」についての学習になります。whoを使った表現を使わざるを得ない状況をつくるためには、どのような活動で授業を構成していくとよいのか。子どもたちが楽しんで学習に取り組むための工夫について、講師の粕谷先生から助言をいただきながら内容を検討しました。

2.研究の方向性について

 外国語の指導で各研究員が抱えている課題について粕谷先生も加わり、前回の話し合いの内容を焦点化し、率直な意見が交わされました。研究内容やテーマの設定に向け、回を重ねるごとに話し合いが深まっていきます。

     


第3回部会

日時:2018年6月26日(火)

場所:教育文化センター D研究室

内容:研究授業の実施に向けて 研究の方向性について

1.研究授業の実施に向けて

 2学期からお互いの授業を見合うということで、日程の調整を行いました。各研究員から研究授業に向けて、「こんな授業をしたい」「ここに重点をおきたい」などの思いを語ってもらいました。粕谷先生からは教材研究のポイントやアイデアについて教えていただきました。各研究員の普段の授業の様子や課題など様々なことを共有し協議することができました。

2.研究の方向性について

 前部会で研究員が付箋に書いた外国語の指導における課題を、研究員の課題と学校の課題に分け担当者が表にまとめました。当日、更に研究員から付箋に書き込んだ課題が加えられ、各々が抱えている課題について話してもらいました。粕谷先生からの意見も伺い、次回は研究の方向性についてより一層話し合いを深めていきます。

 


第2回部会

日時:2018年5月22日(火)

場所:教育文化センター

内容:1.今年度の部会日程

   2.昨年度までの研究内容の確認

   3.研究員の課題を出し合う

 

  今回の部会から東京学芸大学教授 粕谷恭子氏を講師にお招きして、研究を進めていきます。研究員が3名入れ替わったので、昨年度までの研究について、浦木研究員と大野研究員から説明がありました。その後、一人ひとりが外国語の指導で日頃から課題に感じていることを付箋に書き、互いに見合い、思いを語り合う中で各自の課題をつかみました。とても充実した部会になりました。    


第1回部会

日時:2018年4月19日(木)

場所:教育文化センター

内容:辞令交付

   部会の日程について

 

 研究員辞令交付式の後、第1回の部会を行い、新たな研究員3名が加わり、和やかな雰囲気の中、今年度のスタートをきりました。

 小学校では、中学年の外国語活動、高学年の外国語科の移行期に入り、2020年度には本格実施を迎えます。ますます小・中学校での外国語の授業づくりが注目されることになります。このような中、研究1年目は、小・中学校の研究員が互いの授業を見合うことを通して、課題や思いを語り、研究テーマの設定に向けて取り組みます。