支援教育の充実

(1)特別支援学校等の設置と充実

 昭和30年に小学校、32年に中学校に特別指導学級を開設し、障害児教育を開始しました。昭和37年には、白浜養護学校を開設しています。その後現在までに、小学校15校・中学校10校に特別支援学級を、小学校4校に「ことばの教室」を開設してきました。また、平成8年4月に白浜養護学校高等部を開設しました。

(2)支援教育充実のための組織

 支援教育に関わる組織として、特別支援教育協議会、校内支援担当者会、白浜養護学校・特別支援学級等連絡会などがあり、それぞれ本市の特別支援教育の充実のため活動を重ねています。

(3)就学相談の充実

 医師、学識経験者、関係機関職員等から構成される就学支援委員会で、教育上特別な配慮を要する児童生徒について、本人の様子と保護者の意向をもとに検討した内容を踏まえ、就学・転学やその後の支援について、保護者と相談を行っています。

(4)支援のための校内体制の整備

 校内の教育的支援を必要とする児童生徒に対する支援を、学校全体の課題ととらえて組織的な支援を行うため、各学校に校内委員会を整備しています。

(5)教育相談活動の充実

 悩みや発達に関わる問題を抱える児童生徒とその保護者及び教員の課題や問題を解決するために、各学校にスクールカウンセラーを配置し、相談活動を行っています。

(6)介助員の派遣

 特別な教育的支援を必要とする児童生徒が学校生活の中で介助を必要とする場合に介助員を派遣し、安全で充実した学習が行えるよう支援しています。

(7)特別支援教育スーパーバイザーの派遣

 白浜養護学校と小・中学校の特別支援学級からの要請に応じて、臨床心理士や精神科医を派遣して、個に応じたきめ細やかな教育活動が行えるよう支援しています。