第11回部会 

日 時:2018年2月20日(火)

場 所:教育文化センター理科研修室

内 容:荒木研究員の部内授業の研究協議及び研究報告会に向けての確認

 2月1日(木)に部内での研究授業を予定していましたが、研究員のインフルエンザ罹患と対象クラスの学級閉鎖で実施できませんでした。そこで、後日授業者のみで行った授業実践を報告してもらい、研究協議に臨みました。

「じしゃくのふしぎをしらべよう」(小学校3年理科) 授業者:荒木一人教諭(秋葉台小学校)

  「磁石につけた鉄が、磁石になるかどうか調べよう?」という課題について、子どもは方位磁針や砂鉄、モール、クリップ、鉄釘をつかって試行と思考を繰り返しました。子ども達たちのワークシートには「磁石についた鉄は磁石になった」と書き込まれていました。試行活動の段階で広げた個々の知識や経験を、終盤の学習課題に迫る思考活動の段階で、いかに焦点化させ科学的な考え方を深めていくか・・・研究テーマを踏まえ協議が集中しました。

 今年度はこれまでに研究員4名の研究授業を行いました。次年度は残る1名の実践に加え、3本の授業研究セミナーを考えたいと思います。

 

   

   

 


第10回部会 

日 時:2018年1月16日(火)

場 所:教育文化センター理科研修室

内 容:荒木研究員指導案の検討「じしゃくのふしぎをしらべよう」(小学校3年理科)

 単元「じしゃくのふしぎをしらべよう」を取り上げ、研究テーマである試行活動と思考活動をどのように授業に取り入れたらよいか検討しました。指導計画の第5次で「じしゃくについた鉄はじしゃくになるのだろうか」で、子どもたちの学習活動の流れの中で「試行」と「思考」がどのように展開されるか考えました。さらに、講師の矢野先生からは学習を焦点化する意味でも鉄、くぎ、クリップ、モール、方位磁針等の具体的な物を提示し、その中から個々の子どもが2つ程度を選択して調べるてみること。また調べた結果をワークシートにまとめる活動を大切にすることで「試行」と「思考」の幅をさらに広げ、深めることについてもアドバイスをいただきました。

 今日の検討を経て手直しされた指導案をもとに、2月に研究授業を実施する予定です。子どもたちのじしゃくのふしぎにせまる生き生きとした活動が楽しみです。   

 

  

  


第9回部会 

日 時:2017年11月30日(木)

場 所:御所見小学校3年生

内 容:林下研究員研究授業「ものの重さをしらべよう」

 単元目標は『物の重さについて興味・関心をもって追究する活動を通して、物の形や体積、重さなどの性質の違いを比較する能力を育てるとともに、それらの関係の理解を図り、物の性質についての見方や考え方を持つことができるようにする。』です。

 研究テーマの”思考と試行”をキーワードに、今日のねらいの「物は形が変わっても重さは変わらない」を達成するために粘土を使った授業を試みました。子どもたちは何度も粘土を触り、思考と試行を繰り返していました。

 研究協議では、講師の矢野英明先生を中心に各研究員から活発な意見が出され、次の授業実践につながるものとなりました。

 次回は2月に予定している部内の授業研究に向けて指導案検討に入ります。 

    

  

 <研究協議の様子>

  

  


第8回部会 

日 時:2017年11月13日(月)

場 所:教育文化センター 研究室D

内 容:林下研究員・荒木研究員指導案検討

 今日は11月30日に予定している林下先生の3年生の単元「ものの重さをしらべよう」の指導案を検討しました。『物は形が変わっても重さは変わらない』『物は体積が同じでも重さは違うことがある』について、粘土を使うことで活動に一貫性を持たせ、子どもたちが実際にさわりながら何度も思考と試行を繰り返すことができるように実践をしてみたいと考えています。

 また後半は、2月に授業研究を予定している秋葉台小学校の荒木先生の3年生「じしゃくのふしぎをしらべよう」について課題の整理と授業の方向性について検討しました。1月から具体的な指導案検討に入ります。

  

 

 


第7回部会 

日 時:2017年10月17日(火)

場 所:鵠沼小学校

内 容:川崎研究員の授業研究

 4年生の単元「ものの体積と温度」を行いました。予想を立て、観察・実験を行い、その結果から考察するという問題解決的な活動を通して学び方を身につける。また、思考と試行を繰り返し、そこから得られた結果をもとに考察するといった時間を大切にする実践となりました。ビニール袋、ゴム風船、三角フラスコ、ペットボトル、アルミ缶等、子どもたちが考え抜いた素材を持ち寄り、9グループでそれぞれ活発に実験を行い、ワークシートに書き込みました。研究員のみならず、何人もの同校の先生方も参観しての授業研究となりました。

 事前の予備実験から当日の安全指導など、きめ細かな配慮が見られる授業でした。

 

   

  

第6回部会 

日 時:2107年9月25日(月)

場 所:教育文化センター 理科研修室

内 容:川崎研究員・林下研究員指導案検討

 今日の部会は10月17日の授業実践(鵠沼小学校の川崎先生)「ものの体積と温度」について指導案の検討を行いました。計画では空気の体積変化について、テーマに迫るためにはどのような指導が考えられるのか、みんなで協議しました。そして矢野先生からは具体的な実践の細かいご指導をいただきました。また、林下先生の11月の授業実践についても検討をしました。

 矢野先生から助言をいただき、指導案検討の中で実際に実験を取り入れる試みも初めました。授業づくりに向けて、予備実験や教材を通してより学びの本質を理解することの重要性を感じています。今後の授業実践が楽しみです。

  

  

  


  第5回部会 

日 時:2017年8月25日(金)

場 所:教育文化センター 理科研修室

内 容:研究授業について

今日の部会では10月の授業実践(川崎先生)と、11月の授業実践(林下先生)の授業のポイントについて矢野先生からご指導をいただき、協議しました。また、矢野先生からこれからの理科指導を踏まえた指導案例について資料をもとに解説していただきました。

 研究テーマに沿った授業づくりについて深まった協議ができました。

  

  

 


第4回部会

日 時:2017年7月19日(水)

場 所:教育文化センター 理科研修室

内 容:第3回の澁谷先生の授業実践についての協議

   澁谷先生からは、いろいろなアイデアや課題について、また部員はそれぞれ感じたことを話してもらいました。矢野先生からは生徒達が意欲的に活動したのは、①実験の操作ができる②実験の目的が明確である③実験の方法を知っているということ、この3点が授業の中でしっかりと押さえられていたからだというご指導をいただきました。

   

  


第3回部会

日 時:2017年6月15日(木)

場 所:滝の沢中学校

内 容:澁谷研究員研究授業

  研究テーマ「共に学び、科学的に追求する子ども育成~試行活動と思考活動を大切にした授業~」に取り組みはじめて2年目。今回は滝の沢中学校澁谷先生の授業〔中学校3年生「運動とエネルギー」〕を参観しました。本時のねらいは既存の知識をもとに、それぞれの班での気づきや考えを友だちと共に学ぶことで試行活動を充実させ、その試行活動を通して課題を自分事ととして捉えることでした。授業は「思考」して「試行」する事で科学的に追求する子どもの育成を目指し、思考→試行→思考の連鎖から課題解決を図りました。

  

    

  


第2回部会

日 時:2017年5月22日(月)

場 所:教育文化センター 研究室D

内 容: 研究テーマの具現化について

 今年度も矢野英明先生には、部会講師としてご指導をいただいています。

 今日の部会では研究テーマについての共通理解をはかるために、それぞれの考えを出し合いました。矢野先生からは指導要領を踏まえた授業についてご指導をいただきました。次回からはいよいよ授業実践の予定です。

  

 


第1回部会

日 時:2017年4月20日(木)

場 所:教育文化センター 理科研修室

内 容:顔合わせ・研究テーマについて

  研究員辞令交付を受けて、今年度は新たに1名のメンバーが加わり次の5名の部員でのスタートです。

 昨年度、研究テーマを「共に学び、科学的に追究する子どもの育成 ~試行活動と思考活動を大切にした授業~」と設定しました。今年度はこの研究テーマを踏まえ授業実践に軸足を移した取り組みに入ります。