第11回部会

日 時:2020年2月3日(月) 

場 所:藤沢市教育文化センター理科研修室

内 容:研究報告書の作成について

<表紙の検討>

  

 業者から表紙のサンプルが4種類届きました。それぞれ表題の色合いや文字のフォント、下地のカラーなどの違いがある中で、一つに絞りました。仕上がりが楽しみです。

<原稿の検討>

  

 次に、内容の検討をしました。仕上がりに向けて、だいぶ形式が整理されてきました。7つある実践を横に並べて一ページずつ確認していきました。矢野先生からは、「形式にとらわれすぎて、実践の当時の様子や授業に込めた実践者の思いや研究全体の流れが疎かにならないように」という指摘がありました。

第10回部会

日 時:2020年1月14日(火) 

場 所:藤沢市教育文化センター理科研修室

内 容:研究報告書の作成について

  

今回は、元研究員OBも招いて、拡大理科研究会となりました。研究報告書の作成もいよいよ大詰めです。

 まず、先日作成した「表紙(案)」について、業者からの仕上がりを元に再度検討しました。研究員が直筆したデッサンで、とても味わい深く温かみがあって、素晴らしい仕上がりでした。この原案をもとに、細かな調整をしていきます。

 次に、内容検討です。研究員のこれまでの実践報告について、「より分かりやすく、より伝わりやすい」ように、形式や表記の仕方などの統一を図りました。大きな構成としては、次の三つの段階を踏んだ実践報告となります。①実践前の検討段階の指導案 ②実践後の振り返り ③②を踏まえた改善指導案」です。

 矢野先生からは、「一人ひとりの実践者の授業での一番強調したい提案部を大切にしながらも、読者に分かりやすく伝えることが大事である」ということをご指導いただきました。本日の研究会での話し合いを元に、さらに新旧研究員がブラッシュアップしていきます。仕上がりが楽しみです。 

第9回部会

日 時:2019年12月10日(火) 

場 所:藤沢市教育文化センター理科研修室

内 容:研究報告書の作成について

 研究員作成の表紙について、研究員の授業の様子を加えるとか、モザイク状に試行と思考を浮きだたせる等々話題が出ました。

 次に研究の概要について、テーマに関係する竜巻状の図の解説をどう表現するか研究員で議論を交わしました。さらに試行活動と思考活動の環境を生み出すための「手立て」についても活発に話し合いました。

 最後に、織田指導主事から前研究員作成の原稿を元に報告書の構成の説明がありました。各自作成した原稿をお互いに校正しあい、次回の部会までに仕上げておくことを宿題にして終わりました。

 

 

第8回部会

日 時:2019年11月13日(水) 

場 所:藤沢市立善行中学校 第一理科室

内 容:高原研究員授業研究セミナー

「酸・アルカリと電気分解 ~実験結果からモデルの推測~」

【単元名:中学校3年 化学変化とイオン】

 理科の学習の中で、実験や観察で行う”試行活動”と、その実験や観察の予想や考察を行う”思考活動”が、単元の中で何度も行われている。どちらかの活動だけに偏らず、どちらの活動も大切にすることで、学習内容をより科学的に追究することができると考えて、次のような手だてを試みました。

①「実験結果につながるためには、どのような反応が起きていたのか」について、単元を通して考えていけるようなワークシートを作成しました。

②ワークシートを元に、「どのような現象が起きていたのか」について、4人組の班で学び合う場面を数回持ち、話し合って終わりではなく、発表

 する場面を多く設けました。

  

  

  

研究協議で授業者からは、考察を書かせることで、苦手な子も少しずつできるようになり効果も出てきている。電子の移動や色といった観点が複数にわたり子どもにとってはハードルが高かったといったことが話されました。参加者からは、ワークシートを使って何回も授業をやっていくことで、全員が書けるようになったのは成果ではないか。またホワイトボードやPCをを使うことで見通しが立っていたことは有効だった等話題になった。

 講師の先生からは、要素が複数あり事実を元に考えていくことは難しいが、こういった授業を何度も経験しトレーニングしていくことが必要である。算数や理科のそれぞれの領域をつなげることが大切と以前からいわれている。既習をつないで新しい概念を構築していくことが大切である等ご指導をいただきました。