令和6年度 第12回教育実践臨床研究部会
第12回 部会
日 時:2025年3月21日(金)
場 所:藤沢市教育文化センター
内 容:1.今年の部会の取り組みについて
2.紀要について、その他
1.今年の部会の取り組みについて(部員より)
部員一人一人、1年間の研究を振り返りました。
・「知る・慣れる」の1年だった。カード構造化法は印象的だった。やってみて、気づいていなかったことが言語化されて新たな体験になった。指導案の検討などにおいても「ねがい」を尊重して検討を進めることが面白いと思った。2年目は「ねがい」を持てるようになるために、子どもをよく見ていきたいと思う。
・リフレクションを通じて、自分の「うまくいかない」という思いはどこから来るのか考える機会になった。「子どもを置いてきぼりにしない」「子どもの満足感」を大事にしてきたが「教師中心」だったかもしれないと気づいた。子どもと一緒に授業をつくれるように取り組みたい。
・2年目を迎え部内授業を初めてやった。「ねがい」を考えて取り組み、よい体験になった。「デザインシート」を書いて授業に臨んだが、修正しやすく使い勝手が良かった。どの子にも合った授業を準備するのは難しいが「どの子も楽しく学べる」ことはずっと課題であり続けるだろう。
・1年目は「ねがい」について考えさせられた。カード構造化法では言葉にするのが新鮮で、とてもためになった。「ひとりよがり」だった自分が見えて、課題が見えた。2年目は「生徒が考える授業」をつくろうと試行錯誤したが、「問い」をうまく立てられず、授業をどうすればいいか 迷いの連続だった。3年目で授業研究セミナーに取り組んだ。生徒に「話し合い」をさせたかったが、授業内容の組み立てや話し合うテーマの設定についてギリギリまで悩んだ。授業で話し合う生徒の姿は見られたが、話し合ったその先にある「学ぶ意味」まで十分に検討できないまま授業に臨むことになった。どういう工夫をすれば良かったのか。3年間を振り返ると「ねがい」は変わらない。「生徒がどう学んでいるか」を大事に思えるようになった。生徒目線で授業を振り返られるようになれた。
2.紀要について,その他
紀要の進捗状況、今後の予定について確認しました。