神奈川県教育研究所連盟とは、神奈川県内の教育研究所などが連携して、調査研究等の進展を図っている組織です。
(神奈川県教育研究所連盟HP)

県内の教育研究所が研究成果を持ち寄って、年に一度研究発表大会を開いています。

今年度は、横須賀市・逗子市・三浦市・葉山町の各教育研究所が担当です。

10月13日(火)、<「生きる力」を育む神奈川の教育>を大会テーマに、横須賀市立横須賀総合高等学校を会場に行われました。

藤沢市教育文化センターからは、昨年度研究報告書や紀要を発行した

◇国語科研究部会

◇外国語活動・英語科研究部会

◇教育実践臨床研究部会(2発表)

より、4つの研究の成果を発表しました。


<全体会>

 

 

<記念講演>

 

講演テーマ「ペリー来航と横須賀」
郷土史家 横須賀市近代歴史遺産活用事業推進協議会会長
山本 詔一 氏

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<第1分科会>

国語科研究部会より

一人ひとりの子どもに言葉の力を育む授業をめざして
 ~伝えあう力を高める言語活動の工夫~

  

 大谷 志帆 元研究員(明治小) 手島 淑子 元研究員(湘洋中)

「一人ひとりの子どもに言葉の力を育む授業をめざして」を研究テーマに行った小学校5年「説明文」の指導場面の実践を中心に紹介しました。

協議では、内容をどう精選して授業を進めているかを中心に、各学校での取り組みの実践の情報交換をしました。

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<第4分科会>

教育実践臨床研究部会より

教師が変われば子どもも変わる
 ~小学校理科における教育実践臨床研究の実際~

  

 小森 健太朗 元研究員(六会小)

「見えることからの授業の再構築」を研究テーマに行った小学校5年理科の実践を紹介しました。
協議では、子どもの学びを支え続けるために重要となる授業リフレクションの手法や授業改善の視点等について意見交換が行われました。

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<第5分科会>

外国語活動・英語科研究部会より

伝え合う喜びをより深めた授業づくり

  

 辻 真由美 元研究員(本町小) 森 満弘 研究員(高倉中)

「伝え合う喜びをより深めた授業づくり」を研究テーマに行った、小学校・中学校での授業実践を紹介しました。

協議では、小学校に外国語科が導入されることを見据えた小中連携のあり方等について、情報交換をしました。
 

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<第6分科会>

教育実践臨床研究部会より

イメージマップを使った授業リフレクションの開発
 ~教育実践臨床研究の方法~

  

 佐藤 遼 研究員(長後小) 山本 泰輔 研究員(羽鳥小) 目黒 悟 主任研究員(教育文化センター)

今回の発表では、短時間で簡便に取り組める方法として新たに開発した「イメージマップを使った授業リフレクション」の進め方と、その実践例を紹介し、授業改善と教師の成長に資する授業研究の方法について提案しました。

協議では、これまでに開発した授業リフレクションの手法を含め、目の前の子どもの実態から出発し、ねがいを軸に授業をデザインしていくことの大切さを、多くの参加者と共有することができました。

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発表した先生方、発表を参観された先生方、ありがとうございました。
教育文化センターはこれからも各部会による研究を重ね、
研究発表大会や、刊行物、ホームページなどを通して、研究の成果を発信していきます。