2015年3月28日 第17回 藤沢市教育文化センター研究報告会が行われました。

3月に研究報告書を発刊した5つの部会から、発表がありました。

【教育課題調査研究部会】

 「第11回学習意識調査報告書」

平成27年度に、市内中学3年生全員を対象に行った、第11回学習意識調査の結果について報告しました。1965年に始まったこの調査は、50年目を迎えました。50年間で、生徒の学習の意識はどう変化したのか、また、新設項目の学習方略の結果からどのようなことが見えてきたか、研究員が分析・考察した内容をデータと共にお話ししました。

 

【社会科研究部会】

「社会的事象を多面的・多角的にとらえ、自分の生活と結びつけて考える授業づくりをめざして」

社会科としての基礎基本は何か、それを身に付けさせるためにどのような視点を持たねばならないかについて授業実践をふりかえりながら報告を行いました。

 

【理科研究部会】

「小学校・中学校とのつながり」「わかりやすさ」に重点を置いて取り組んできた研修講座における講師としての実践やかがく展での運営について報告しました。

これらの取り組みを、研究報告書「ひとめでわかる理科!」としてまとめ、その特徴や活用例を紹介しました。

 【教育実践臨床研究部会】

「見えることからの授業の再構築~1年間の授業実践研究を通して~」

 教育実践臨床研究部会では、「見えることからの授業の再構築」を研究テーマに掲げ、研究員各自が、日々の子どもとのかかわりの中から自分のねがいを明確化し、1年間にわたる授業実践研究に取り組んでいます。今回は、小6社会科「戦争と人々のくらし」と中1理科「身のまわりの物質」の単元を中心に取り上げ、「ねがい」を軸に授業を行い、その振り返り(リフレクション)で得られた気づきをさらに次の授業へとつなげていくことが、子どもを変え、教師を変え、共に成長していくことにつながることを報告しました。

 

【情報教育研究部会】

「ICTを活用した学びの充実~学びの共有・楽しい授業をめざして~」

タブレットを活用した授業実践を報告しました。各教科でのICTの活用は、児童生徒の興味関心を高めたり、互いの考えを共有したりする等、授業をよりよくしていくための有効な手立てとなる場面について紹介しました。

 

【鹿毛教授による講評】

 

どの部会も熱心に行った研究の成果を発表しました。

各部会からの報告書を是非ご覧ください。