神奈川県教育研究所連盟とは、神奈川県内の教育研究所などが連携して、調査研究等の進展を図っている組織です。
(神奈川県教育研究所連盟HP)

県内の教育研究所が研究成果を持ち寄って、年に一度研究発表大会を開いています。

今年度は、相模原市総合学習センターが担当です。

10月17日(金)、<「生きる力」を育む神奈川の教育>を大会テーマに、相模原市民会館を会場に行われました。

教育文化センターからは、昨年度研究報告書や紀要を発行した

◇算数・数学科研究部会

◇環境教育研究部会

◇教育実践臨床研究部会(2発表)

より、4つの発表が行われました。

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<全体会>

<記念公演>

講演テーマ「子どものこころに火をつける」
宇宙航空研究開発機構(JAXA)名誉教授
的川 泰宣 氏

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<第2分科会>

教育実践臨床研究部会より

子どもの学びを支え続けるために
 ~小学校算数科における教育実践臨床研究の実際~

 
鷹野 全宏研究員(小糸小)

「見えることからの授業の再構築」を研究テーマに行った小学校3年算数科の実践を紹介しました。
協議では、子どもの学びを支え続けるために大切になる授業リフレクションの方法として、
発表者が体験した「カード構造化法」が大きな関心を集めました。

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<第2分科会>

算数・数学科研究部会より

ともに学ぶ喜びを感じる算数・数学科の授業づくり
 ~相手の立場に立って理解・説明する力を育てる~

 
森 亮介研究員(中里小) 政近 吉郎研究員(高浜中)

推論と表現からの指導過程を基に、算数・数学で育てたい力の授業づくりをの実践報告を行いました。
協議では「ともに学ぶ」環境について活発な論議が展開されました。

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<第4分科会>

環境教育研究部会より

子どもたちが未来に夢を持てる環境教育のありかた
 ~「そうだったんだ! これも 環境教育」より~

 
富永 一広研究員(藤沢小) 山本 準研究員(大庭小) 佐野 晶子研究員(高谷小)
熊澤 希美研究員(大庭中) 藤原 名保子元研究員(羽鳥小)

環境教育と言うと、何か特別な取り組みをすると考えがちですが、
どんな教科でも、学級での活動でも、環境教育になり得るんだという視点を発信する発表となりました。

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<第6分科会>

教育実践臨床研究部会より

子どもの学びを支える授業のデザイン
 ~教育実践臨床研究の方法~

 
和田 武彦元研究員(浜見小) 岩井 美香元研究員(村岡小) 目黒 悟主任研究員(教育文化センター)

今回の発表では、6つの構成要素による授業デザインの具体的な方法として新たに開発した
「ワーク」を提案するとともに、その実際例として小学校3年国語科「ちいちゃんのかげおくり」を紹介しました。

協議では、目の前の子どもの実態から出発し、ねがいを軸に授業をデザインしていく
ことの大切さを、多くの参加者と共有することができました。

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発表した先生方、発表を参観された先生方、ありがとうございました。
教育文化センターはこれからも各部会による研究を重ね、
研究発表大会や、刊行物、ホームページなどを通して、研究の成果を発信していきます。