第9回 研究部会

日 時: 2023年1月17日(火)午後3時30分から

場 所: 教育文化センター 小会議室

内 容:・中澤研究員部内研究授業 振り返り

    ・湖本研究員部内研究授業 指導案検討

    ・その他

今回の研究部会は、中澤研究員の研究授業振り返りと湖本研究員の研究授業指導案検討 (「モチモチの木」斎藤隆介 光村図書小学校3年生)を行いました。

             

中澤研究員は今回の単元について、「文章を比べて読む活動を説明文(評論、解説のそれぞれで書かれた教材)で行ったことがなかったので、授業をしている側も興味深い題材だった」と振り返りました。また、「ほとんどの生徒が、評論、解説それぞれの文章の良さをふまえて自分の価値づけを行うことができていた」と学習の手応えを感じたようです。

湖本研究員の指導案検討は、発問に対する児童の反応を細分化する工夫について協議されました。子どもたちが根拠を持って考えられるように発問を工夫し、どうしても自分の考えが定まらない場合は友だちとの話し合いなどから自分の考えが持てるように、授業方法の工夫について検討を行いました。

 

第8回 研究部会

日 時: 2022年12月20日(火)午後1時15分から

場 所: 第一中学校

内 容:・中澤研究員部内研究授業 研究協議

    ・佐藤研究員部内研究授業の振り返り

    ・その他

今回の研究部会は、第一中学校において行われた中澤研究員の研究授業 (「君は『最後の晩餐』を知っているか」布施英利/「『最後の晩餐』の新しさ」藤原えりみ 光村図書中学校2年生)、研究協議と9月に行った佐藤研究員部内研究授業の振り返りを行いました。

         

中澤研究員の授業では、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』について書かれた2つの文種が異なる文章を取り上げて、1つの文章を読んだだけでは明確に捉えることのできなかった特徴を、他の文章と比較することで捉える学習をねらいにしています。中澤研究員は、観点ごとに情報を整理し、共通点や相違点を明らかにする指導を展開しました。

各研究員は、「観点を立てて比較する」という課題にうまく取り組めなかった生徒たちが、グループワーク等を通して理解を深めていく様子をつぶさに見取り、それを基に協議会では授業のあり方について議論しました。

         

佐藤研究員の研究授業振り返りは、単元全体の指導について行われました。授業後の協議会で指摘された点は、「どんな生徒でも手応えのある発問の精選や投げかけ方」、「本文に立ち返らせ、それを根拠に誰もが自分の考えを述べられる手応えのある発問」でしたが、佐藤研究員は、研究授業の次時で積極的に単元構成を改善し、その成果を今回の協議会で報告しました。

 

第7回 研究部会

日 時:2022年11月16日(水)午後3時30分から

場 所:教育文化センター 中会議室

内 容:・石原研究員部内研究授業の振り返り

    ・中澤研究員部内研究授業の指導案検討

    ・その他

今回の研究部会は、石原研究員部内研究授業の事後研究と中澤研究員部内研究授業(「君は『最後の晩餐』を知っているか」布施英利、「『最後の晩餐』の新しさ」藤原えりみ 光村図書中学校2年生)の指導案検討を行いました。

             

石原研究員部内研究授業の事後研究では、授業者の評価したパンフレットの検討を行いました。学習成果物の質の高さに、あらためて授業実践の効果について確認しました。

中澤研究員部内研究授業の指導案検討では、評論と解説を読み比べる研究を行いました。また、魅力的な文章を「読むこと」から、鑑賞文を「書くこと」につなげるために、ワークシート等の工夫について検討しました。

 

第6回 研究部会

日 時:2022年10月24日(月)午後1時から

場 所:善行小学校 6年1組

内 容:・石原研究員部内研究授業 研究協議

    ・その他

今回の研究部会は、善行小学校において行われた石原研究員部内研究授業 (「『鳥獣戯画』を読む」高畑勲 光村図書小学校6年生)の振り返りを行いました。

         

今回の単元は、教材文を読み取るだけにとどまらず、その教材文を参考にしてパンフレットを作成する学習になっています。教材文では高畑氏が、読者に鳥獣戯画の魅力を分かりやすくガイドしてくれます。それと同様に、子どもたちも自分の興味関心のあるテーマについてパンフレットを作成してみようという授業でした。

まず高畑氏は、読者に対して漫画やアニメを例に出して、「動きを出してみたり、場面をうまく転換したり」と現代的視点を工夫して絵巻物を紹介していきます。その紹介に、子どもたちも鳥獣戯画の世界に引き込まれていきます。そこで、子どもたちは高畑氏の工夫を一言でまとめ、補助説明をノートに書き綴る課題が出されます。難しい課題ですが、石原研究員の熱心な机間指導等により、子どもたちの作業は進んでいきました。

           

研究協議会では、子どもたちの学習を効果的に進める方法と評価について研究が行われました。

講師の青山先生から「この授業の取り組みは、PISA型の読解力に通じる」との評がありました。「読む」ことを評価するのか、「書く」ことを評価するのか、または両方を評価するのか。協議会では「ここまでは読むこと」、「ここからは書くこと」を区別することで混乱のない評価ができるとアドバイスがありました。

次回の研究部会では、評価対象のパンフレットについて研究することになりました。

 

第5回 研究部会

日 時:2022年9月30日(金)午前12時30分から

場 所:片瀬中学校 3年4組、ランチルーム

内 容:・佐藤研究員部内研究授業 研究協議

    ・その他

                      

今回の研究部会は、片瀬中学校において佐藤研究員部内研究授業 『故郷』魯迅 光村図書中学校3年生)の振り返りを行いました。

教材になった『故郷』は、色彩感のある風景の描写や抽象的に描写された「私」の考えが多く描かれており、それらについて考え、読み深めることで内容の理解が進み、自分の考えを持つ取り組みにつながります。佐藤研究員は、この教材を通して「私」の述べる「悲しむべき厚い壁」とは何かについて考え、 登場人物が置かれている当時の社会状況の理解につなげる授業を展開しました。

ロイロノートとワークシートを活用して、学習の見通しを持たせ、場面ごとにその構成と登場人物を整理して物語の内容をつかみ、その上で、「悲しむべき厚い壁」とは、登場人物間にできてしまったさまざまな差や心の障壁であることに気づかせる取り組みをしました。

しかし、生徒の思考が叙述から離れてしまうと抽象論や一般論になってしまうので、発問には細心の配慮が必要です。生徒全員が興味関心を抱くような発問について研究協議会では議論が重ねられました。

 

第4回 研究部会

日 時:2022年8月26日(金)午後3時30分から

場 所:教育文化センター 小会議室

内 容:・加口研究員部内授業の振り返り

    ・佐藤研究員の部内研究授業について

    ・石原研究員の部内研究授業について

    ・その他

  

【加口研究員の授業の振り返り】

7月14日(木)にビデオ撮影をした小学校3年生『まいごのかぎ』の部内研究授業の事後研究を行いました。授業者からは、「本時の発問を『お気に入りのかぎあなをえらぼう』に変えたが、だんだんと主人公が元気になっているということの理解が不十分だったので、キーワードをもう少ししっかりとおさえるべきだった。」との振り返りがありました。

講師からは、3年生にしては高度な内容であり、登場人物の行動や気持ちの変化を読み取ることに着目した発問にした方がもっと意見がでたのではないか、との助言をいただきました。

【佐藤研究員の指導案検討】

中学校3年の単元『故郷』の指導案検討を行いました。授業者からは「『読むこと』の目標を意識して、作品について自分の意見を持って交流をさせることを考えている。中心は登場人物二人の言動について考えるところであり、主人公の言動に注目してルントウの変化をどう見ているか、自分が何かしたかを考えさせたい。」との説明がありました。

講師からは、「時代背景をしっかりおさえること」「自分なりの多様な意見を出し合うこと指導すべきこととは区別して考えること」等の助言をいただきました。どういう「読むこと」の力を付けるのかを意識して授業することの大切さを、改めて確認しました。

【石原研究員の指導案検討】

小学校6年の単元「『鳥獣戯画』を読む」の指導案検討を行いました。この単元では、筆者は、絵と文章を組み合わせたり、効果的な表現を用いたりして、『鳥獣戯画』の魅力を伝えています。そこで学んだことを生かして、次に自分たちで「日本文化を発信しよう」というテーマでパンフレットを作る授業を組み立てています。本時はパンフレットを作る前の段階で、「筆者の言っていること」「表現の工夫」の2点を押さえることを中心に授業を行うことを考えました。

講師からは、「単元を貫く言語活動の充実」という視点が示されました。この単元でも「読むこと」と「書くこと」を互いに関連させた単元構成になっています。説明文の学習で学んだことを「書くこと」に意識して取り入れることで学びを深めることについて助言をいただきました。

 

第3回 研究部会

日 時:2022年7月7日(木)午後3時30分から

場 所:教育文化センター 小会議室

内 容:・加口研究員部内研究授業の指導案検討

    ・今後の部内研究授業の予定

    ・昨年度までの国語科研究部会の研究について

    ・その他

        

今回の研究部会は、加口研究員の部内授業指導案を検討しました。

教材は、4つの出来事で構成されている『まいごのかぎ』です。小学校3年生においては、登場人物の気持ちの変化や性格、情景について、場面の移り変わりと結びつけて読む学習をしますが、その際、叙述を基に主人公の変容を捉えることが大切になります。どの場面や展開からそう考えたのか、どのような言葉からそう感じたのか。本時目標の「場面の比較をして主人公の気持ちの変容を読み取ることができる」と評価をどのように結びつけていくのか。児童生徒は「本時の目標に対して何が足りないか」を具体的に知ることによって学びの見通しを持つことができるようになるので、教師はこういった「評価の視点」をしっかり持つべきと研究員で共有しました。

 

第2回 研究部会

日 時:2022年5月24日(火)午後3時30分から

場 所:教育文化センター 中会議室

内 容:・自己紹介

    ・研究の進め方

    ・加口研究員の指導案検討

 

   

今年度初めて講師の青山浩之先生をお迎えして、2022年度の国語科研究部会が本格的にスタートしました。

今回は主に6月の部内授業(研究員が参観する授業)で加口研究員が行う『まいごのかぎ』(光村図書 小学校3年生)の授業の指導案を検討しました。場面ごとの主人公の気持ちの変化を、児童が叙述をもとに読み取ることを目指した授業で、ワークシートを活用することが提案されました。それに対し研究員からは、問いかけの方法や、多様な考えを引き出す工夫、そのためのワークシートのあり方等の意見が出されました。

また、講師の青山先生からは、授業を考える上で、教師主導の場面だけでなく、児童が主体的に学ぶ場面をどれだけ取り入れられるかという視点をもって授業を行うことの大切さについてお話をいただきました。

今回の話し合いを受け、加口研究員は指導案を練り直して部内授業を行います。実際の授業をみて、今後さらに研究を深めていく予定です。

 

第1回 研究部会

日 時:2022年4月21日(木)午後4時10分から

場 所:教育文化センター 中会議室

内 容:・自己紹介

    ・研究の進め方について

    ・研究部会の年間計画予定

      

 藤沢市教育文化センターにて、令和4年度教育文化センター研究員全体会があり、その後各研究部会に分かれて第1回部会を行いました。

 国語科研究部会は新たな研究員を3名迎え、授業研究を進めていきます。