教員スタートアップ講座2024第2回は、小学校から14名、中学校から12名の参加がありました。

子どもたちとの出会いから1週間あまり。教室での子どもたちの様子、保護者との関わり方等で不安に思うことが出てきたタイミングでの研修となりました。

二人の講師からは、今後の取り組みに向けて具体的に多くの課題解決に向けてのヒントが示されました。

〔日時〕2024年4月12日(金)15:30~17:00

〔場所〕藤沢市教育文化センター 中会議室

〔講師〕教育文化センター指導主事 寺内 照雄

    教育指導員人材育成担当  井上   裕子

 

〔内容〕


*「児童生徒支援の基本」寺内 照雄 指導主事

       

 まず、クラスにいる「気になる子」は「困っている子」「不安を抱えている子」と捉えて適切な支援をしていくことが大切であること、また、子どもを主語に見方を変えると、「指導」ではなく「支援」の視点から考えられるという話がありました。そして、環境の整え方、表情カードや文章を読む際の補助ツール等、すぐに使える支援の具体例が示されました。

 そして、困ったときには、遠慮せずにヘルプの声を上げてチームで支援していくことの重要性も伝えられました。

 


*「学校職場における接遇・保護者対応の基本」井上 裕子 教育指導員人材育成担当

       

 「接遇」は信頼獲得の土台であり、よりよい教育活動と子どもたちの成長につながることを確認した後、「来校者に対して」「電話対応について」「話の聴き方」における接遇のポイントについての話がありました。

 また、保護者との連携・協力も重要であることやその具体的な方法や工夫について示されました。

 最後に「何を伝えたか」ではなく「どう伝わるか」が大切であり、心の中にあるリスペクトが相手に伝わるものであるという話がありました。

 


〔受講者の感想〕

・「困った子」ではなく「困っている子」と児童の視点にたって理解しようとすることが大切だと学びました。

・接遇に対して言葉遣いの例などがあり、それを確認できたので、とても安心しました。何を伝えるかではなく、どのように伝わったかを考えシミュレーションしていきたいと考えます。

・児童生徒は合理的配慮がとても大事だと感じた。障がいのあるなしに関係なく、子どもに寄り添うことが大切だと感じた。また、保護者対応や電話対応のマナーを学ぶことができてよかった。

・この後、懇談会等の行事があるので、保護者対応について今日学んだことから生かしたいと思います。