けやき級の先生と4年生の担任の先生で、インクルーシブ教育についての授業を行いました。

「いろいろな人がいることを知る」

「それぞれの工夫で生きやすくなることを知る」

「けやき級の子ども達も、羽鳥小学校の仲間だと知る」

ことを目的とした授業です。

まずは、色々な体験をしました。

 

  

次に、手袋をつけて同じ活動をしてみます。

手の感覚が違うと、動かしにくいことを体験していきます。

「うまく折れない」「難しいー!」との声が上がっていました。

 

今度は、先生から大きな折り紙や大きなシールが渡されました。

友達にシールの角を少し折って取りやすくしてもらったり、ケースのふたをすこし緩めてもらったりして、

同じように手袋をしたまま体験してみます。

すると、先ほどまでの「できなーい」という声から、「やった!できたあ!!」という声が教室に響くように

なりました。

「工夫をすることで、やりやすくなること・できるようになること」を実感として捉えていきます。

 

その他にも、担任の先生がアイマスクをして食べたものが何なのかを当てるようすを間近で見て、

「見えていると味の予想ができるけれど、見えていないと予想ができないので、分かりにくい」ことを

知りました。

そして、けやき級の先生が用意してくれた「白濁メガネ」や「視野狭窄メガネ」をかけて、見えにくい世界を体験する

活動も行いました。

白黒反転や文字の大きさの違いで、見えやすくなることを体験していきます。

 

子ども達は、それぞれの体験にとても興味をもって取り組み、色々なことを感じることができたようです。

そして最後に、

「人には、得意・不得意があること」

「不得意なことも工夫すると分かりやすかったり、やりやすかったり、出来やすかったりすること」

「けやき級の子ども達は、一人ひとりに合った工夫をすると分かりやすくなること」

「わかったりできたりすると嬉しかったり、またやってみようと思ったりすることは、けやき級の子もみんなも

同じで、羽鳥小学校の仲間だということ」

というメッセージを、けやき級の先生が発信してくれました。

これからも、羽鳥っ子達の相互の関わりを通して、お互いを知る場を教育活動の中に設けていきたいと思います。

けやき級が仲間入りしてくれたことで、皆の育ち合いが、今まで以上に広がっていく可能性をひしひしと

感じる授業でした。

今後、他の学級でも行っていきたいと思います。