令和7年度 社会科研究部会 活動報告
第8回 研究部会
日 時:2025年11月26日(水)
場 所:教育文化センター 小会議室
内 容:研究報告書作成に向けて
各研究員が作成した研究報告書実践ページの内容をもとに、研究内容を具体的に分かりやすく伝えられるページになるように、項目・内容について検討しました。講師の大村先生から、「研究の経緯がよく分かる冊子を目指すのか、ここを見れば実践できるという冊子を目指すのか、どちらを目指すのか意識しておく必要がある。」とアドバイスをいただきました。
第7回 研究部会
日 時:2025年10月10日(金)午後3時30分から
場 所:教育文化センター 小会議室
内 容:研究報告書作成に向けて
3年間の研究をまとめていく時期に入りました。研究のポイントとなる文言の意味や内容について検討しました。「研究テーマに基づいて研究していくうちに見えてきたことや悩みが表れているものを作りたい。」「帰納的実践から気づいたことや “課題が残った” で終わってしまうのではなく改善案も載せたい。」等、意見が出ました。
第6回 研究部会
日 時:2025年9月22日(月)午後2時5分から
場 所:藤沢市立善行中学校
内 容:社会科研究部会授業研究セミナーⅣ(研究授業・研究協議)
【研究テーマ】子どもが 質のよい問いを追究する 社会科の授業づくり
中学3年 第1章 現代社会と私たち 第3節 現代社会の見方や考え方 ~皆が守れる決まりを作るために重要なことは何だろう~
「社会で生きる人間が対立を起こさずに生活するにはこんな工夫が必要」という確認をした後、「対立を防ぐためにはどんな決まりでも守る必要があるのか?」という問いからスタートしました。生徒たちは色々な「決まり」があることを確認し、ロイロノートに考えを入れ、班で考えを共有しました。その後、全体での発表では、「皆が決まりを守っていれば対立を防げる。」「対立を防ぐためには守る必要がある。」「改善点の多いものだったら無理に守る必要なし。」「今に沿ってないものであれば守る必要はない。」「場合によって自分に不利益なら守る必要なし。」など考えが発表されました。そこで「よくない決まりとはどのようにつくられたものだろうか。」という問いが生まれ発表し合いました。「一方の考えに賛同する人たちだけでつくられた決まり」「偏った視点や暴力などで決められた決まり」「一部の人間に都合良く決められた決まり」などの考えが挙がりました。そして「皆が守れる決まりを作るために重要なことは何だろう?」という問いに繋がっていきました。
その後に行われた研究協議会では、「生徒たちは、問いに対して前向きに考え合うし、議論ができていた。」「生徒の目線、考え方で授業ストーリーを考えることが大切ということが印象に残った。」という感想が参観者から寄せられました。講師の大村先生から、社会科は平和で民主的な国家及び社会をつくる一員としての資質を育てる教科なので公民のオリエンテーション的位置づけである今日の授業の価値はとても高いこと、教師は生徒の意識として自然な流れかを意識し問いが繋がるようにストーリーを考えることが大切であるとお話しがありました。
第5回 研究部会
日 時:2025年8月26日(火)午前10時から
場 所:教育文化センター D研究室
内 容:授業研究セミナーⅣに向けて
【研究テーマ】子どもが 質のよい問いを追究する 社会科の授業づくり
単元名 第1章 現代社会と私たち 第3節 現代社会の見方や考え方 ~みんなが守れる決まりを作るために重要なことは何だろう~
9月22日に行われる授業研究セミナーⅣの指導案検討を行いました。単元を貫く問いを「社会生活を営む上で重要な考えはどのような考えか」とし、1時間目「現代の社会で、一人で生きることはできるだろうか?」、2時間目「対立が起きた時にどのようなことに気をつけて合意を形成するか」、そして3時間目(本時)「みんなが納得して守れる決まりはどのように作られるか」と問いをつなぎ、授業ストーリーを考えました。「この問いで迫れるか」「子どもたちの考えは深まっていくか」を柱に指導案の検討を行いました。
第4回 社会科研究部会
日 時:2025年7月24日(木)午後1時30分から
場 所:教育文化センター 研究室D
内 容:授業研究セミナーⅣに向けて
授業研究セミナーⅣ指導案検討
単元 第1章 現代社会と私たち 第3節 現代社会の見方や考え方 (中学校3年)
生徒たちにとって公民を学ぶことの大切さを学ぶための入り口のところなので、「この段階で生徒なりに考えるにはどういう問いがいいのか」に留意し、単元を貫く問いや問いを繋げた単元構成について皆で再検討しました。「社会生活を営む上で重要な考えはどのような考えか」を単元を貫く問いとし、1時間目「今の社会の中で一人で生きていけるか?」、2時間目「対立が起きたときにどのようなことに気をつけて対立を解決していくか?」、そして研究授業である3時間目「皆が守れる決まりってどうやってつくればいいか?(皆が守れる決まりをつくるために大切なことは何だろう?)」と問いをつなげていきたいと考えています。
第3回 研究部会
日 時:2025年6月12日(木)午後3時30分から午後5時
場 所:教育文化センター D研究室
内 容:研究報告書について
授業研究セミナーⅣに向けて
今回の研究部会から具体的に研究報告書の内容について検討を始めました。
まず検討課題に挙がったのは、研究概要ページの作り方でした。研究成果をどのように伝えれば最も伝わりやすいのか。「伝わる」ことを大切にして、構成を考えていきました。
次に、木村研究員の授業研究セミナー指導案の検討を行いました。単元「現代社会と私たち」の中で、法やルールの意義について考察させる授業展開を検討しました。研究部員から多角的な意見がたくさん出て、活発な事前研究となりました。
また、講師の大村先生から発問の整理について指導・助言があり、あらためて研究テーマに迫る研究部会となりました。
第2回 研究部会
日 時:2025年5月9日(金)午後3時30分から午後5時
場 所:教育文化センター D研究室
内 容:研究報告書について
今年度の研究について
今回の研究部会は、今年度初めて講師の大村先生をお迎えして行われました。
今年度は研究報告書作成の年になります。全員で「どんな報告書にしたいのか」を、他教科の報告書を参考に話し合いました。
大村先生から「学術論文的な報告書ではなく、現役教員による教育実践報告書が好ましい」とアドバイスを受け、「藤沢市の教員はどういう報告書を欲しているのか」という視点で構想を練りました。
また、「研究テーマ=全員の共通理解か?」の基本的な問い直しもあり、全員でリスタートラインを確認することもできました。
第1回 研究部会
日 時:2025年4月18日(金)午後4時から午後5時
場 所:教育文化センター 研究室D
内 容:今年度の研究について
研究テーマ:子どもが 質のよい問いを追究する 社会科の授業づくり
研究3年目に入りました。引き続き、質のよい問いが子どもの中に生まれ子どもの主体的な学びのある授業づくりの研究を進めます。今年度は、9月に授業研究セミナーを開催し、研究をまとめていきます。

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