令和元年度 外国語活動・英語科研究部会 活動報告
第7回部会
日 時:2019年10月31日(木) 午後2時35分から
場 所:藤沢市立片瀬中学校
内 容:(1)授業研究セミナーⅠ
・公開授業 松井 駿介研究員
『相性№1 Who is your best friend?』(2年1組)
・研究協議
(2)研究部会
・授業研究セミナーⅡに向けての指導案検討
【授業研究セミナーⅠ】
今回の 授業研究セミナーは、研究テーマ『子どもの「わかった!」「できた!」を引き出す授業づくり』に基づく最初の公開授業でした。本時の授業づくりにあたり、授業者の松井研究員は特に授業の導入部分や子どもにとって英語を使いやすい雰囲気づくりを大切にしました。
実際の授業では、導入で写真や絵を提示したり、英語の音を繰り返し聞かせたりするなどの手立てをとることにより、不定詞の名詞的用法をつかませました。また、「相性№1」の活動を設定し、子どもたちが互いにやり取りをする場面づくりをしたことで、学んだ用法の理解につなげました。松井研究員の学級経営が授業にも反映し、「相性№1」の活動では温かな雰囲気の中、子どもたちが教えあったり英語でやり取りをしたりする姿が見られました。
また、研究協議では、本時の振り返りや日常の指導に関することから、小・中学校での指導の系統性に至るまで、幅広く話し合われました。講評では、講師の粕谷先生から授業についての的確なアドバイスと小・中学校の指導で留意すべき内容についてご指導をいただきました。
〈参加者の感想より〉
- 授業やクラスの雰囲気、粕谷先生のお話、最初から最後まで全て勉強になりました。特にI want とI want to がごちゃごちゃになった状態で中学にあがるという話を聞き、なるほど!と思ってしまいました。英語が楽しい!と思える状態で中学へ行けるよう日々の授業を頑張りたいと思いました。
- 授業づくりの面でその文法が生きる場面やしかけを施すことが生徒に生きた英語を使わせるために大事なのだということを改めて感じた。何気ない生徒の一言やつぶやきに耳を傾けながら授業を進めていきたい。
- 中学校の生徒の様子など具体的に見ることができ、小学校段階での課題がはっきりしました。
- 小学校の先生のお話を聞く機会としてありがたかったです。粕谷先生のお話はいつも 的確で興味深いです。
- All Englishを目指すけれど、適宜考えて行きたいと思います。活発なコミュニケーション活動を取り入れられるような授業をつくれるように指導力を向上していきたいです。
【研究部会】
12月17日(火)に実施予定の「授業研究セミナーⅡ(荒蒔研究員)」の指導案について検討しました。
第6回部会
日 時:2019年9月26日(木) 午後3時30分から
場 所:教育文化センター
内 容:・研究テーマについて
・授業研究セミナーのもち方について
・授業研究セミナー当日の指導案検討
研究は2年目の半ばを迎えました。昨年度は、各研究員が研究授業を実施し、授業実践上の課題について協議を重ねてきました。今年度に入り、研究テーマ『子どもの「わかった!」「できた!」を引き出す授業づくり』を設定し、10月からは授業研究セミナー(公開授業・研究協議)を通して研究を深めていきます。
そこで今回は、1回目の授業研究セミナー(中学校2年 単元:NEW CROWN 2 Lesson6 「My Dream」7時間扱い)の指導案検討を中心に協議を行いました。本単元では、テーマに鑑み、授業を通して理解できたことを活動の中で実際に使って、学びの楽しさを感じることができる場面を設定していきます。本時は、2/7時間目、「相性No.1 Who is your best friend?」のタイトルで、不定詞の名詞的用法を用いた英文を使い、その内容について書いたり話したりすることができることを目標にしました。また、授業研究セミナーにおいて、研究テーマ設定の理由を参観者にわかりやすく伝えるための資料の検討も行いました。
第5回部会
日 時:2019年8月21日(水) 午前10時から
場 所 : 教育文化センター
内 容 : 授業研究セミナーにむけての指導案検討
今回から前回決定されたテーマをもとに、授業研究セミナーの指導案検討が始まりました。授業で目指したい子どもの姿を引き出すために、どのようなアプローチが必要か話し合いました。
子どもたちの反応を予想しながら、ペアワークに至るまでの英語のフレーズに充分触れているか、ワークシートの様式は子どもたちに分かりやすいものになっているかなど、具体的に検討しました。今回の検討をもとに、また次回、さらに指導案の検討を進めていく予定です。
第4回部会
日 時:2019年7月2日(火) 午後3時30分から
場 所 : 教育文化センター
内 容 : ・ 研究テーマの検討
・研究員からの授業実践相談
今回は前回に引き続き、研究部員の目指す授業像について話し合いながら、研究テーマの検討を行いました。
様々な課題を踏まえた上で、授業で大切にしたいことや目指したい授業について検討しました。小・中学校の現状を踏まえながらお互いに思いや願いを語り合い、共通部分を探りながら、研究の方向性を見出していきました。
お互いの状況を理解し合う中で、授業の中で引き出したい子どもの姿がより具体的になり、ついに研究テーマの設定に至りました。
次回からは、授業で目指したい子どもの姿を引き出すために、どのようなアプローチが必要か、研究テーマに基づきながら、指導案検討で研究を進めていく予定です。
第3回部会
日 時:2019年6月11日(火) 午後3時30分から
場 所 : 教育文化センター
内 容 : ・ 研究テーマの検討
・研究員からの授業実践相談
今回の部会では、研究テーマについて具体的に話し合いました。各部員が英語科として目指したい授業や課題として考えていることを出し合いました。各部員の授業に対する思いが共有され、テーマの方向性が見えてきました。
また、部会の後半では部員の文字指導の相談を受けて、粕谷先生が「文字カード」を使って実際に文字指導のやり方を見せてくださいました。小学校における文字指導は細かな目的を設定して取り組んでいくことが大切であるということを全員で確認しました。
第2回部会
日 時:2019年5月17日(金) 午後3時30分から
場 所 : 教育文化センター
内 容 : ・講師紹介、研究員顔合わせ
・年間部会日程決定
・昨年度の成果・課題について
・日頃の授業実践についての各部員からの報告
今回から東京学芸大学教授 粕谷恭子氏を講師にお招きして、研究を進めていきます。
部会では、まず昨年度の研究内容と成果・課題について部員全員で確認しました。その後、各研究部員から日頃の授業を通して困っていること、課題を出し合いながら、研究テーマの設定に向けて話し合いました。粕谷先生から各部員に対して具体的なアドバイスを頂き、大変充実した部会になりました。
第1回部会
日 時:2019年4月18日(木) 午後3時30分から
場 所:教育文化センター
内 容:1.辞令交付式
2.部会
・研究員自己紹介
・研究内容及び進捗についての確認
・年間計画
外国語活動・英語科研究部会の研究は3年サイクルの2年目に入りました。5人の研究員のうち3人が2年目、2人が新たに加わりました。
第1回の研究部会では、荒蒔研究員から研究の内容と進捗状況に関して話がありました。今年度は、前年度の研究を礎にして、研究テーマの設定、授業研究セミナーの実施など、より充実した研究をめざしていきたいと考えています。
5月部会からは、講師の東京学芸大学教授 粕谷 恭子 先生が参加されます。部会の取り組みについては、活動報告としてその都度ホームページでお伝えしていきます。