子ども向けで辛くない　チリコンカーンサンド

　チリコンカーンは、チリコンカルネとも呼ばれ、スペイン語で「肉入りトウガラシ」を意味しています。アメリカ南部からメキシコにかけての地域で生まれたアメリカの代表的な料理の一つになっています。ファーストフード店でメニューに加えているところもあるそうです。　味の決め手となるチリパウダーは、辛味種のチリにオレガノやディル、クミンなどを配合させた、西洋の七味唐辛子とも呼べる香辛料です。この料理が普及したのは、世界恐慌や第二次世界大戦の影響とも言われ、肉が手に入りにくくなった時に挽肉に豆やトマトを入れてボリュームを出したものが家庭で多く出されたことにあるようです。
　豆は昔から日本人の食生活を支えてきた食品で、栄養的にも優れていますが、戻す、下ゆでするなどの手間がかかるため、敬遠されがちです。しかし、豊富な食物繊維をはじめ、ビタミンやミネラルも多く含んでいる豆はできるだけとりたい食品でもあります。給食でも、どうやったら子どもたちに受け入れてもらえるかを考えながら豆を使っています。

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