第5回 研究部会

日 時:2020年12月10日(木) 午後3時30分から

場 所:教育文化センター 中会議室

内 容:・中澤研究員授業実践報告

    ・加口研究員研究授業指導案検討

 

  

中澤研究員授業実践報告 

単元名:短歌を味わう(中学2年 光村図書)

 単元の中に校歌(五・七調)の読解を入れ、歌詞の現代語訳ではなく、歌詞から第一中学校の生徒へのメッセージを読み取るという流れの授業

を組み立てました。生徒たちは校歌を読み、作詞家の思いをグループで考え、ホワイトボードにまとめ発表しました。次に自分が気に入った連を

選び、歌詞の中の言葉を身近な経験・情景に結びつけて短歌に表現する活動に入りましたが、身近な経験・情景を思い浮かべるのが難しそうでし

た。次の時間に再度自分の生活や経験を思い出す時間をとってから、短歌を作ることにしました。

 

加口研究員研究授業指導案検討

単元名:くらべてよもう「どうぶつの赤ちゃん」 増井 光子 (小学校1年 光村図書)

 「ライオンの赤ちゃん」と「しまうまの赤ちゃん」の説明の中から共通している言葉を探し、生まれたばかりのときの様子を比べながら読む

ことができるように授業を組み立てました。研究員から「読むことに慣れていない児童は、本文の中から言葉を探すことに時間がかかるのではな

いか。」、「2つの問いに対する答えの判別がつくために『ようす』という言葉が何を表すかをまず知ることが必要。」など児童が2種の赤ちゃ

んについての共通点・相違点に着目して読めるよう、多くの意見・アイデアが出されました。

 講師の青山先生から「授業の終わり方はいろいろな形があってよい。授業の最後が『話し合い(共有する)』や『書くこと』とは限らない。深

い学びへとつながるよう余韻が残る授業を。」というアドバイスがありました。

 

第4回 研究部会 

日 時:2020年11月26日(木) 

場 所:藤沢市立湘南台小学校

内 容:・川添研究員研究授業並びに研究協議

    ・中澤研究員研究授業指導案検討

 

単元名:資料を用いた文章の効果を考え、それをいかして書こう(小学校5年)

    「固有種が教えてくれること」 今泉 忠明

 川添研究員は、教科書の本文にある2つのグラフを児童に提示し、資料から読みとれることを考えさせ、資料の効果・大切さを伝え合う授業を

展開しました。児童が資料を通して多くのことを読みとり、発表することで、学び合いが活発に行われました。

  

 その後の研究協議では、研究員の先生方が授業中に見取った児童の様子を付箋に書き、説明や意見を加えながら模造紙に時系列に貼っていき、

授業の流れを振り返りました。その中で児童の理解の様子や授業展開のポイントなどを共有することができました。

 次に、次回部内研究授業を行う中澤研究員の指導案検討を行いました。『短歌を味わう』の教材を発展させ、そこから第一中学校校歌(7・5

調)の歌詞を通して現代語訳に留まらず作者からのメッセージを読み取る授業を組み立てました。第一中学校の生徒として目指す姿は何かを考え

自分達のことを短歌にまとめてみようという単元の流れをつくりました。

 講師の青山先生から 「“言葉で理解” の前にまず “言葉を理解” しておくことが不可欠だが、その際意味調べに終わってしまわず自分の言

葉に落とし込んでいけるようにすることが大切。そのために、言葉の意味を知りたいときは教師から伝えてしまうのではなく、必要に迫られたと

きに自ら調べることができる環境を整えておくとよい。」とアドバイスを頂きました。 

 

第3回 研究部会

日 時:2020年10月12日(月) 午後3時30分から

場 所:教育文化センター 小会議室

内 容:・研究の方向性について

    ・部内授業指導案検討

 

       

 11月に行われる川添研究員(湘南台小学校)の部内授業の指導案検討(題材名:「固有種が教えてくれること」/「グラフや表を用いて書こ

う」小5)を行いました。

 この単元は「資料を用いた文章の効果を考え、それを生かして自分の考えが伝わるように意見文を書く」ことをねらいとしています。そこで本

時は、資料の読み取り方を知り、次に文章を書くために効果的資料選びができるようにすることを目指しました。資料を見て自分はどのように読みとれたか、また

この資料を使うことでどんな効果があるか、考えを伝え合うことを中心に授業を組み立てました。

 それに対し研究員からは、「1時間で『資料の大切さ』と『グラフでは色々な見方ができること』の両方を学ばせるのは難しくはないか。」

「研究テーマの『表現しながらともに成長する』に重きをおいた授業となるのではないか。」「扱う資料が、目標に対し適切か。」等、意見が出

ました。

 講師の青山先生からは、「子供たちが主張をもちながら読み取る経験を積むことの大切さ」「教師が子供たちの成長の度合いを見取り、先を見通して授業をつくる大切さ」についてご助言いただきました。

 

第2回 研究部会

日 時:2020年9月24日(木) 午後3時30分から

場 所:教育文化センター 小会議室

内 容:・研究テーマについて

    ・2月授業研究セミナー振り返り報告

   

   

 研究テーマ『言葉で理解し、表現しながら、ともに成長する国語の授業』に添って研究報告書の方向性について話し合いました。始めに、講師の青山先生から、次のような研究報告書を目指して欲しいとアドバイスを頂きました。

・授業でねらっていたことに対してきちんとした振り返り(科学的な検証)が記されている。

・実践から教師の学びが読みとれ、研究部会の中で深められた研究の成果を広く藤沢市の先生方が活用できる研究報告書であって欲しい。

 まずは、研究の内容に興味をもってもらえるように、研究テーマに添った自分の研究実践が一目でわかる『扉のページ』を、各研究員の実践報告のページごとに掲載することを検討しました。

 次に、2月に授業研究セミナーを行った臼澤研究員から報告がありました。「立ち止まる瞬間・タイミングをこちらで用意・仕掛けていかなければ、子供たちは読み流してしまう。一旦 “ちょっと待てよ” と思わせることができれば、子供たちは考え・読み深めていくことができる。」と、授業後の気づきが述べられました。この報告から、研究テーマの中にある『言葉で理解』の手立てとして、“言葉に立ち止まらせるしかけ” をつくることは、読みを深める上で大切なことだと皆で再確認することができました。そしてここから、“国語を好きになる” “将来活用していこう” という『ともに成長する』にどのように繋げていくか、更に研究を進めていきます。

 

第1回 研究部会

日 時:2020年8月6日(木) 午後2時から

場 所:教育文化センター 小会議室

内 容 ・研究の進め方の確認

    ・研究テーマについて

    ・研究部会の予定

    ・2019年度研究報告の作成について

 

  

 

 待ち望んでいた第1回目の研究部会をようやく開催することができました。新たに2名の研究員を迎え、合計5名の研究員で、研究3年目がスタートしました。研究テーマ「言葉で理解し、表現しながら、ともに成長する国語の授業」のもと授業実践を行い、さらに研究を深めていくことを確認しました。今年度も、講師の横浜国立大学教授 青山浩之先生より、ご指導・ご助言をいただきながら、研究を進めてまいります。