令和7年度 国語科研究部会 活動報告
第4回
日 時:2025年7月22日(火)14:00から
場 所:教育文化センター D研究室
内 容:安研究員授業研究セミナー指導案検討
今回の研究部会では、安研究員が授業研究セミナーで行う授業の検討を行いました。教材は『故郷』(魯迅 光村図書)です。
安研究員の指導趣旨は、単元を通して「現代の日本と当時の中国社会との関わりを生徒に意識させながら、『自分事』として作品を捉えられるように指導すること」です。 そのため、単元の前半では「現代の日本社会における問題点」を考察し、後半では『故郷』の登場人物が暮らす国の状況や生活環境における問題点と比較する学習を進める予定です。
講師の青山先生からは、「読むことについては、これまで多くの研究がなされてきた。読んだことを活用することが重要であり、豊かに生きるために読むという視点を踏まえて授業を構築する必要がある」とのアドバイスをいただきました。 この助言を受けて、指導案の議論をさらに深めました。
第3回
日 時:2025年6月3日(火)15:30から
場 所:教育文化センター 中会議室
内 容:3分間研究報告会
青山講師による講評と講義
今回の研究部会は、研究員による3分間研究報告会を行いました。
各研究員がこれまでどのような研究を行ってきたのかを報告し、全員で共有し合いました。それぞれ違った教育環境を経ていても、すべての研究員から教育に対する情熱は同じように伝わってきました。
講師の青山先生から、「教育に情熱は必要だが、その対極には冷静な分析も必要である」と助言をいただき、他の研究機関の実践例を紹介していただきました。時間にすれば短い講義でしたが、「研究の構造」の大切さをあらためて感じる機会になりました。
いまの時点では共通点の少ない研究員も、これからの研究活動では、全員で一つのテーマを追いかけていくことになります。
第2回
日 時:2025年5月13日(火)15:30から
場 所:教育文化センター D研究室
内 容:今年度の研究の進め方について
今回の研究部会は、今年度初めて講師の青山先生をお迎えして行われました。
今年度の研究について各自の考えを出し合い、方向性を探りました。議論を進めていくなかで見えてきたのは、全員が「言葉に立ち止まる」ことの意義を共有していても、「いつ、どこで、どのように立ち止まるのか」は少しずつ差異があるということです。
講師の青山先生から「言語活動は、相手意識や目的意識を持って日常生活に活かすことで洗練されてくる」とアドバイスを受け、「言語感覚を養う」という視点で、どんな生徒を育てたいのかを考えながら「インプット・アウトプット」を考えていくことになりました。
第1回
日 時:2025年4月18日(金)16:00から
場 所:教育文化センター A研究室
内 容:今年度の研究の進め方について
新しい国語科研究部会がスタートしました。
前年度からの継続研究員2名と新研究員3名の5名で今年度の研究を進めていきます。
新しい研究部会にとって最大の関心は「研究テーマ」です。前回のテーマをさらに深めていくのか、それとも新たなテーマを設定するのか。
藤沢市の児童生徒と先生方のために、授業で活用される実践的研究を目指して議論を始めました。