夏の研修講座【28道徳】今、求められる道徳科の授業の質的転換

日 時:2021年7月29日(木)13:30~16:30
場 所:教育文化センター 大会議室
講 師:文部科学省初等中等教育局教育課程課 教科調査官  浅見 哲也 氏
受講者:教職員 63名(小54名 中8名 特別支援1名)
研修内容

1 学習指導要領にもとづいた授業づくりの工夫と評価の方法の講義

2 授業づくりの演習   教材『花さき山』  (小4)

                 『二通の手紙』(中3)

3 上記教材についての浅見先生の授業実践例の紹介

       

研修成果

  講座の前半は講義形式で、学習指導要領をもとに、道徳科の目標、道徳的価値について、指導の工夫、指導と評価の一体化等の基礎的な知

 識をおさえ、具体的な授業構想の立て方について学んだ。

  次に、それを基に『花さき山』(小4)、『二通の手紙』(中3)を読み、2種類の授業作り演習シートに「ねらい」や「発問」などの構

 想を個々に書き込み、隣の席の参加者と話し合う時間を持った。参加者は、シートの記入にかなり苦戦している様子もあったが、熱心に話し

 合いを行った。 

  その後、この二つの教材についての浅見先生の実践が示された。発問に対しての実際の児童生徒の反応も含め、的確な分析を示していただ

 き、目指すべき道徳の授業を感じることができた。

  内容的に大変充実しており、内容が多い分、少し難しいところもあったかもしれないが、日頃の授業実践のヒントが多くあり、大変充実し

 た学びの時間を持つことができた。浅見先生自らの具体的な実践に裏打ちされたお話をしていただき、それが参加者の実践意欲につながって

 いる様子であった。

 


受講者アンケート(抜粋)

・指導計画のたて方のポイントが、とても分かりやすかったです。「花さき山」はとても難しい教材だと感じていたのですが、授業をしてみた

 いと思いました。

・道徳の授業を考えることの楽しさを改めて感じさせていただきました。発問の視点を得ることもできました。2学期に向けて、早く準備がし

 たいという気持ちになりました。

・道徳の授業の組み立て方について、目標から丁寧に説明していただき、とても参考になりました。このような素晴らしい講師の先生を招いて

 いただきありがとうございました。