夏の研修講座【14講座】校外学習に新たな視点を!~やってみようMM教育~

日 時:2021年8月5日(木)14:00~17:00
場 所:教育文化センター 大会議室
講 師:筑波大学教授 谷口 綾子 氏
受講者:教職員 6名(小6名 中0名)
研修内容

1 クルマ問題を考えてみよう

2 藤沢市のMM教育について

3 MM教育授業の事例について

4 MM教育用の教材について

      


研修成果 

  一昨年度に引き続き、藤沢市都市計画課との共催研修となった。

 谷口先生からの講義では、「校外学習に新たな視点を やってみよう!モビリティ・マネジメント教育 クルマ問題を考えてみよう」と題し、MM教育について丁寧な説明があった。

 「なぜクルマを控えなければならないのか」「なぜ交通手段の使い分けが必要なのか」学校教育ではこのことに気づくことが重要であるとのことであった。

 都市計画課の職員からの講義では、藤沢市のMM教育の実状について、「藤沢市モビリティ・マネジメント教育(交通環境学習))」の実施手引き書をもとに、丁寧な説明があった。

 また、MM教育を授業の中で取り入れるための事例について具体的な紹介があり、学校現場での活用に直結する研修内容となった。


受講者アンケート(抜粋)

・予想以上にバス路線などの図が授業に導入できることに驚きました。ぜひ授業で活用したり、編集したりできればと思います。

  ・夜行寝台列車で旅をよくした古き良き時代。となりの席の人とお話ししたり、お菓子を分け合ったり・・。今ではなかなか難しいと思いま 

    す。今は便利になりましたが、渋滞や温暖化、様々な問題が増えていると思います。小さいうちから目的に応じて手段を選ぶ、よく考える

    ことを身につけることは大切な教育だと思います。

 ・幼少のときから電車などの公共交通機関を使うとふるまい方が学べるというのは、教えたことのなかった視点だったので、社会について知

  る機会だったのだなと新たな視点を得ることができた。

 ・コロナに苦しむ社会で、人々の行動変容が「心理的方略」で効果を上げないのは、発信する側にそうした教育が行われてこなかったからだ

  とわかりました。MM教育の目指す部分は、指導要領に合致しており、教育現場でも試行され、検証、改善されていくことを願っていま

  す。