33【外国語活動・外国語科】「新学習指導要領のもとでの外国語活動・外国語の授業づくり」 

日 時:2022年8月5日(金) 9:00~正午

場 所:教育文化センター 大会議室

講 師:東京学芸大学 教授  粕谷 恭子 氏

受講者:教職員 36名 (小学校28名)(中学校8名)

研修内容

・現状の課題と解決の視点

・教科としての学び 英語教育改革の動きの中で

・授業づくりの「いろは」

・指導者の役割の整理

・やってみましょう!

               

研修成果

 ・現状の課題と解決の視点では、意識改革において「教科になったのは『ことば』であること」や「どうしたらわかるようになるかという『指      導理念』」「文字がないと話すことができない人を量産しない」等、外国語教育が新たにスタートし、このまま何となく低いところで安定しな    いかという、講師が今一番危機感を覚えているというお話があった。具体的な事例があったため、受講者は理解を深めることができた。

・英語を身につけさせるという視点でのお話では、発表のための原稿を用意することから始めることで、書いたものを読んで覚えることになってしまうことや、英語の強弱が違うチャンツをやることによるデメリットのお話があり、受講者は同じような活動をするにあたってもどのような視点が大切なのかを学ぶことができた。

・授業づくりの「いろは」では、単に活動を組み合わせて授業づくりをするのではなく、意味と音を結び付ける言語体験をさせるという視点で、    指導者「今何をやっているのか」ということを意識することの大切さ、子どもに精神的負担を強いない方法等のお話があり、受講者にとっては    普段の自分の授業を振り返るきっかけになった。 

受講者の感想(抜粋)

・活動中に「子どもたちの頭の中で今何が繰り広げられているのか」をよく見取っていこうと思います。今は何のための活動なのかを意識できるようになると迷いもなくなります。今まではあれもこれもで悩んでいました。

・昨年も粕谷先生の講座を受講させていただきましたが、何度お話を聞いても大変ためになり、今日も目からウロコだらけになりました。昨年の講座を受けて、粕谷先生の授業を真似させていただいたところ、子どもたちの反応が変わりました。

     ・音のインプットの大切さ、口を動かして慣らすタイミング、文字に音から変化していく様子を見せるなど、昨年も学んだはずなのにと思い、自       分の授業を今一度振り返り、改善点を見つめる時間になりました。外で英語を習っていない子が身につけられる、自分のことを自分の言葉で言え       る授業を目指していきたいと思いました。