第7回部会

日 時:2019年10月29日(火)

場 所:藤沢市立新林小学校 理科室

内 容:西岡研究員授業研究セミナー

「温度によって空気はどう変わる? ~実験を自ら思考し試行する姿を求めて~」

【単元名:4年 ものの温度と体積】 

 今日の課題「本当に、空気は温めるとふくらむのかな」から、自分たちの考えついた実験方法に従って実験に取り組みました。「ペットボトルにお湯をかける」「ピンポン球にお湯をかける」「ペットボトルに風船をつけてお湯に入れる」「ペットボトルに栓をしてお湯に入れる」など8つの班で実験しました。

1 課題確認と実験準備

  

2 実験の様子 

  

(ペットボトルに風船をつける)   (ペットボトルにお湯をかける)

 

 (ペットボトルに栓をする)    (ピンポン球にお湯をかける)

2 研究協議での主な話題

 

(授業者)・理科室での授業は初めての経験となる実験方法の思考活動。

     ・実験から考察へのサイクルを今後も続けていきたい。

     ・主体的にグループで活動する姿が多く見られた。

     ・子どもが思考するとき、データを使っていなかった班もあった。

(参観者)・検証方法を事前に各班で確認しておく必要があった。

     ・ペットボトルの大小や素材の差をもっと意図的に扱った方がよい。

     ・「結果」と「考察」の違いを混同していた。     

     ・理科の学びは、という根本的なことを学習しました。

講師の先生から次のようなご指導をいただきました。

  • 4年生でも「条件制御」の下地をつくることが大切。
  • 今回の授業で大切なのは「考察」。自分たちが何を確かめるのかを明確にしておくこと。
  • 振り返りで何を書かせるのか、今日一番学べたことを書かせることが大切。 

第6回部会

日 時:2019年9月5日(木)

場 所:教育文化センター理科研修室

内 容: 

1 西岡研究員の指導案検討

 4年生「ものの温度と体積」の指導案を検討しました。夏季休業中に教材として何がよいか予備実験をして、授業を組み立てました。矢野先生から、「実験のポイント」や「安全への配慮」等具体的なアドバイスをいただきました。

  

 2 高原研究員の指導案検討

中学校3年生の「化学変化とイオン」の指導案を検討しました。やはり夏季休業中に予備実験をして、生徒にわかりやすい授業を組み立てました。矢野先生からは「既習事項を活用する」等のアドバイスをいただきました。

   

 最後に、矢野先生から研究報告書に向けて、新学習指導要領の解説と、理科学習の全体的な考えについてお話をいただきました。 

第5回部会

日 時:2019年8月6日(火)

場 所:教育文化センター理科研修室

内 容: 

1 研究報告書の原稿及びレイアウトについて

1 研究報告書の原稿及びレイアウトについて

 今年度は研究報告書の発刊の年度です。それに向けて、書式等の確認を全員で行いました。

  

2 西岡研究員及び高原研究員のセミナーの指導案検討

 10月29日(火)に西岡研究員の授業研究セミナーを行うにあたり、指導案の検討を行いました。また、11月13日(水)に高原研究員の授業研究セミナーを行うにあたり、指導案の検討を行いました。

 

  

 

 

第4回部会

日 時:2019年7月9日(火)

場 所:藤沢市立新林小学校 4年3組教室(部内授業)及び相談室(研究協議及び部会)

内 容:

1 西岡研究員の部内授業(単元名:とじこめた空気や水) 

 本単元では児童において身近にある空気の存在について考えを深め、空気を圧すると体積が小さくなり、圧し返す力は大きくなることを図式化しながら児童に考えさせたいと思い実践を試みました。そのために試行活動と思考活動を行う時間を確保することで学習課題に向き合う時間を確保しました。 

   

2 研究協議

 教師のボールを使った演示実験から、唐突に注射器を用いた活動にいった感じがしました。また、試行①から試行②に授業が深まっていくことが望ましいという意見がありました。

 矢野先生からは「実験方法の見つけ方にもう一工夫がほしい」「試行と思考にじっくりと時間をかけてほしい」「3年、4年で科学的な学びをしっかりと学ばせること」等、ご指導をいただきました。  

  

 

 

 

 

第3回部会

日 時:2019年6月18日(火)

場 所:藤沢市立善行中学校 第一理科室

内 容:

1.高原研究員の部内授業(単元名:運動とエネルギー)

 前回の指導案検討から、クラスの実態などを加味し、内容の精選を図り、「体重の問題」のみを扱うこととしました。既習事項を使って考え、実験方法や実験結果について”試行”と”思考”を取り入れた部内授業を行いました。教師実験に生徒を参加させ、その結果を予想させた上で、ワークシートに各自書かせました。 

  

  

2.研究協議

 体重のみの問題に絞ったことで、個人で考える時間が多く取れましたが、思いのほか「考察」を書くのに時間がかかりました。

 しかし、”試行”と”思考”という観点からは、今後につながる大事な実践になったのではないかと考えました。

 矢野先生からは、学習内容を浸透させ全員理解を目指す。また、学力差があるときにどのような授業をするのかは今後の課題であるとご指導いただきました。

  

 

 

 

 

 

第2回部会

日 時:2019年5月29日(水)

場 所:教育文化センター 理科研修室

内 容:1.テーマについて

    2.部内授業について

    3.研究報告書について

 

 新しく2名のメンバーが入れ替わり、研究テーマ「共に学び、科学的に追究する子どもの育成~試行活動と思考活動を大切にした授業~」について再確認をしました。

 

 高原研究員の指導案の検討をしました。中学校3年生の「運動とエネルギー」の単元で、「体重の問題」「浮力の問題」「力学的エネルギーの問題」「自由落下」の4つの課題について既習事項を使い考え、実験方法や実験結果について試行と思考を取り入れた授業を考えています。

 

 西岡研究員の指導案の検討をしました。小学校4年生の「閉じ込めた空気や水」の単元で、個人の予想の時間やグループで話し合う時間・実験や作業を行う時間を十分に確保し、自分の考えが深められるような授業を考えています。

 

 矢野先生からは、理科の特性(固有な学び)についてご指導をいただきました。

 

 

 

 

     

 

 

 

 

第1回部会

日 時:2019年4月18日(木)

場 所:教育文化センター 理科研修室

内 容:1.辞令交付式

    2.部会

     ・研究員自己紹介

     ・研究内容及び進捗についての確認

     ・年間計画

今年度も2名のメンバーが入れ替わり、5名の部員でスタートしました。

 4年目を迎え、研究テーマ「共に学び、科学的に追究する子どもの育成~試行活動と思考活動を大切にした授業~」に迫るために、授業研究セミナーを2回(9月・11月を予定)計画しました。

 研究テーマのキーワード「共に学び」「科学的」と、学習指導要領のキーワード「対話的」「深い学び」との関連性について再確認をしました。