平成26年度 理科研究部会 活動報告
2月部会 2月9日(月)14:30~ 高浜中学校にて
2月は高浜中学校にて、横溝研究員の授業を参観することになりました。
単元は1年生の「水溶液の性質」。
先月参観した小学5年生の学習を引き継ぐ単元です。
授業者の横溝和子先生 班で協力して、いろいろな水溶液を調べます
5年生でこんな勉強したこと覚えているかな 授業後の検討会、熱心な意見交流がありました
中学1年生の水溶液の学習は、最初の1時間目から「溶質」「溶媒」「分子モデル」といった
概念や用語が登場します。しかし2年前の学習を昨日のことのように思い出すのは難しいもの。
そこで、小学校でやった実験も交えながら、水溶液の概念について学ぶ授業でした。
このようなていねいな展開が、小学校と中学校の橋渡しになると期待されます。その一方で、
限られた時間内で学習内容を網羅する難しさも。
小学校・中学校で似た単元を連続して参観する理科研究部会の活動。研究員それぞれが、
新たな視点や問題意識を持つ良い機会となりました。
1月部会 1月20日(火)13:30~ 本町小学校にて
1月は本町小学校にて、髙橋研究員の授業を参観することになりました。
単元は5年生の「もののとけ方」水溶液に関する基礎単元です。
授業者の髙橋道陽先生 ものが水にとける様子をじっくり観察します
身近なものを家からもってきて調べます 何をもって「水溶液」と呼ぶのが、分類して考えます。
今回は、家から溶かしたいものを持ち寄って、とけるかどうか試してみました。
身の回りには「水溶液」と呼べるものがたくさんあります。理科の学習と身近な生活が
結びつくことはとても大切なことです。
一方で、とけ方が様々で中には説明しづらいものもあり、自由に試行しながらの学習の
難しさも改めて認識されました。
この授業とその後の検討の蓄積が、研究のまとめに結びついていきます。
12月部会 12月26日(金)14:00~
理科研究員は、夏の講座の担当が終わると、総合かがく展運営委員としても
活躍します。それらが一段落し、11月・12月の部会では、今後の取り組み
について、じっくり話し合うことができました。
小学校・中学校それぞれの視点を交わします。 小野晴弘先生がアドバイスをしてくださいます。
小5の水溶液の単元と、中1の水溶液の単元を、比較しながら考えます。
1月に小学校2月に中学校と、水溶液についての単元を連続して参観し、
それをもとに考えることにしました。
小学校の先生は中学校のことを、中学校の先生は小学校のことを、よく知る
良い機会になると思います。さらに、同じ分野の学習を連続して参観することで、
学習の連続性や違いがより分かることでしょう。