12月16日(水)の5時間目に音楽の研究授業が行われました。この研究授業は、藤沢市中学校教育研究会の音楽科部会の部長である本校の引間教諭が、研究発表に向けた実践として行ったものです。市内の音楽科の先生や教育委員会の指導主事を招いて授業を参観してもらい、その後研究協議が行われました。

 授業の内容は、「指揮法」についてです。まずはじめに、ベートーベンの交響曲第5番(運命)の演奏指導をする小澤征爾さんのDVDを視聴します。その後で「指揮者は何をしている人なのだろう」を考え、グループで話し合い、発表しました。次に、指揮者によるベートーベンの交響曲第5番(運命)の演奏のちがいについてDVDを視聴して感じます。そして、1拍子の指揮法のポイントを習い、一人で練習します。最後に2人組でお互いに指揮を見合って練習し、相手の良いところや改善点をアドバイスし合いました。

 生徒たちは、実際に指揮を振る前に「本物」に触れ、指揮者による「ちがい」を感じることで、単純な1拍子の指揮に対しても真剣に取り組んでいました。また、「指揮者は何をしている人なのだろう」という先生の問いかけにも主体的に考えを巡らせ、グループで活発に意見交換を行っていました。発表された考えには「表現や強弱をわかりやすく体全体で伝える人」、「世界観を作っている人」、「曲の一番の理解者」など多種多様で、指揮者をより深く理解している様子がうかがえました。

【校長先生や市内の音楽科の先生が参観します】

【本時の授業内容のプリントが配られます】

【指揮者(小澤征爾さん)の指導を視聴します】

【指揮者による演奏のちがいを感じています】

【一拍子の指揮法を習います】