3月3日(水)中止になった修学旅行をリモートに形を変えて実施しました。

 京都と藤沢をオンラインでつなぎ、教室にいながら京都にいる吉本の若手芸人さんの進行でさまざまな催しを体験しました。

 はじめは、少しテンションが低い感じの3年生でしたが、吉本の若手芸人「きゃろっときゃべつ」さんのMCで、クラスごとに掛け合いをしたり、双方向でのコミュニケーションを取るうちに、徐々に笑いも起こり楽しい雰囲気に変わっていきました。

【はじめはテンションが低く、盛り上がるか心配でした】 【進行を担当した吉本の芸人さん「きゃろっときゃべつ」】

    

 続いて、薬師寺のお坊さんによる法話を聞きました。この法話は、奈良の現地で聞く形でも大変人気のある観光名所といえるものです。とにかくお坊さんの話が上手で、為になるありがたいお話をわかりやすく、面白おかしく聞かせてくれるので評判です。その中でも、今回のお坊さんはピカイチだと、修学旅行で何度も法話を聞いている校長先生が絶賛していました。ただ一方的に話すだけでなく、皆さんの反応や質問・回答を的確に拾って話を盛り上げていました。まさに話芸の達人であり、それでいて大切なことをしっかり伝える。「話が長い・つまらない」と言われる、学校の先生も見習わなければいけませんね。

  【本当にお話しの上手なお坊さんでした】     【オンラインでのやりとりも芸人さん以上?】

   

 つぎに、型友禅体験を行いました。オンラインで説明を聞きながら伝統工芸の型友禅でエコバッグに絵付けをします。みんなものすごく集中して取り組んでいました。シーンとした教室には、映像とともに流れる絵付けの音声だけが「シュッ、シュッ、シュッ」と鳴り響いていました。

 つぎに行ったのは「クイズ大会」です。グループに分かれて京都に関する4つのクイズを解いていきます。まず、1問目は京都の地図を使って神社や寺院を正しい場所に置くもの。2問目は歴史上の出来事を正しい順番に並べるもの。3問目はお寺にゆかりのある動物を当てるもの。4問目は仏像の手の形を答えるもの。最初の説明をボーッと聞き流して、クイズを解くのに苦労したグループもあったようです。

  

 最後にお土産の「八つ橋」の説明を受け、各自に1箱ずつ配られました。最初はあまり期待していないようでしたが、なんだかんだで楽しい時間を過ごし、終わってみればこれも有りかな?という感じで、いい思い出になりました。