酸っぱいがさわやか! パイナップル

 ブラジル原産の熱帯性植物で、コロンブスの第二次探検のとき西インド諸島で発見されヨーロッパに広がりました。「新大陸(アメリカ)からの人類への贈り物」と言われるほど世界中で食べられています。実が松(pine パイン)の松かさに似ていて、味がリンゴ(apple アップル)に似ているため名前がつけられました。日本へは、江戸時代末の1845年にオランダ船で持ち込まれました。食べるところは、おしべやめしべがついている「花托(かたく)」というところが大きくふくらんだ部分です。さわやかな酸味はクエン酸やリンゴ酸、ブドウ糖などとの甘さのバランスもよく、カルシウム、カリウム、ビタミン、カロテンなどをたくさん含みます。また、果汁にはタンパク質分解酵素のブロメリンを含むため肉類の消化を助けます。そのため、肉料理に使われたり、食後のデザートとして用いられます。

冷凍パイン 名前の通りパイナップルを棒状に切り冷凍したものです。シャーベットのような、アイスキャンディーのような食感があり、暑い夏にはうれしいデザートになります。