さっぱり、からだ元気! ヨーグルトあえ

 ヨーグルトは、約7000年前の東地中海から中央アジアあたりが起源とされます。当時は、木桶や革袋に入れておいた牛乳に偶然乳酸菌が入り混んで発酵したと考えられています。食べてみると、酸味のあるさわやかな味に変わっていたので、それ以来牛乳や山羊・羊の乳を発酵させてつくるようになりました。1900年ころ、ヨーグルトを食べる民族は健康で長生きをすることに着目したロシアの科学者が世界に広めました。ヨーグルトに似たものは、世界各地にあり、日本には飛鳥時代に仏教の伝来とともに入ってきて酪(らく)と呼ばれましたが、お寺の外に出ることはなく、世に広がったのは戦後になってからです。含まれる乳酸菌やその生成物により、体の調子を整え快適に保ってくれます。くだものと相性がよく、おいしく食べられます。