夏が来る! 小玉スイカ
夏の定番! 甘い 小玉スイカ
スイカは、ウリ科の一年草で、エジプトでは4000年も前から栽培されていたことが壁画からわかりました。中央アジアを経て中国には1100年ころ、日本へは1500年ころに伝わったと考えられています。90%以上が水分で、赤い色はカロテンによります。主に冷やして夏のデザートとして食べられていますが、皮の内側はキュウリと同じように漬け物にされたり、乾燥した実は中華料理の前菜にも使われます。利尿作用があり、果汁を濃縮した西瓜糖(すいかとう)は腎臓の薬とされていました。小玉スイカが出てきたのは1958年、品種改良が進み1960年代には広く食べられるようになりました。小さくて軽いので生産者は作業が楽になり、消費者にとっても冷蔵庫で場所もとらなくてすみ、食べきりサイズのため人気が出ました。
登録日: 2011年6月2日 /
更新日: 2011年6月2日